背中があつくて困りました

 Pict0004_2  四月17日から20日までマゴに会うために大阪まで行ってきた。さて今度はどんな持ち物にしたらいいのだろう。とりあえず長崎まではキャリーバッグをひっぱり、着いてからは友達と数軒の店をまわり、手ごろなリュックを探した。というのは私のキャリーバッグは頑丈なのはいいが、重たくてしょうがないのだ。エスカレーターなどでヨイショと持ち上げるときにとても重たい。それにしばしば置き忘れる。

これなら、と思うリュックには赤、黒、ベージュ、の三点があった。さぁどれにしようか。友達の助言もあって、私は赤(少々黒い部分もある)のリュックを買うことにした。というのはもう黒やらベージュやらうんざりしてきていたのだった。衣類の引き出しをあければ茶系統や黒やグレーの服ばかりで、今まではこれがシックでよろしい、と思っていたのだが寄る年波のせいか、いささか反動があらわれたのか、だんだんイヤになってきたのだ。

キャリーバッグは友達に預けることにして、中身を赤いリュックに詰め替えた。キャリーを引っ張って行くのとどっちがラクチンだったろうか。小さな子供の手を引いて歩くのとおんぶして歩くのは、おんぶするのが断然安全安心なように、人混みの中ではやはりリュックのほうが歩きやすかったように思う。

ところでこの頃のヤンママは、家の内でも外でも赤ん坊をおんぶなどしないのだそうですね。おんぶしないでどうして家事が片付くものかと私は思うのだが、よほど要領がいいのだろうか、さもなくばろくに家事をしないのだろうか。

さてリュックをしょって歩いた大阪は日中とても暑かった。街中はまるで真夏のような暑さで、リュックを背負った背中は熱くてしようがなかった。暑い時のリュックは考えものだなー。軽くて明るい色のキャリーバッグを探してみるかな。

さておみやげとして、マゴには平山和子作『イチゴ』という絵本。ムスメには俵 万智著『かーかん はぁい 子供と本と私』を持っていった。訊いてみるとマゴは保育所では絵本を読んでもらうのが大好きらしいのに、家ではなんにもしていないというのだ。ムスメは1年たって仕事に復帰したのだが、子供に本を読んでやる余裕がまだないらしいのだ。

そんなんじゃダメでしょ。ほらこの本読んで。万智さんみたいな才媛と同列にはいかないと思うけど少しはマネしてみたら?万智さんによると、1才の男の子でも雑誌のグラビアのかわゆい女の子をじーっと見入っていることがあるそうだ。赤ん坊だと思ってあなどるべからず。

忙しいなりに親子三人で仲良く暮らしているようなので、安心して、こんどはリュックを忘れることなく首尾よく帰ってきたのでした。

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技芸天は紀子様似?

021 奈良は秋篠寺に行った。本堂にはあまたの仏さまが鎮座なさっていたが、一番の人気は技芸天という優美な仏さまで、タクシーの運転手さんはたしか「ふくよかなところが紀子さまに似ておられまして」と言っていた。

なんでも衆生の吉祥と芸能を主宰なさるので、芸事の上達を願う人々がお参りに来るのだそうである。一応天女とされているが、頭部は女性的、首から下は男性的な摩訶不思議な仏さまなのだった。

お庭は一木一草にも人の手が届いているのが感じられ、もみじの紅葉も素晴らしかったが、萩の黄葉もまた良かった。7~8メートルもあろうかと思われる紅と白のさざんか、分厚い絨毯をしきつめたような苔、これが本当のモスグリーンという色なのだろう。

あらら、お庭の一角にくちなしの木が、、、。黄色いようなオレンジ色のような実をたわわにつけて。じつはくちなしの実を探していたのよね。というのはさる方のブログで“大根の甘酢漬け”というのを拝見したのだが、その大根をほんのりくちなしの実で色づける、と書いてあったので、どこかにないかな~とアンテナを張り巡らしていたところだったのだ。

それで畏れ多くも、ほんの3個だけ、頂いてくることにした。どこからかお咎めがあるとは思わないけれど、このことはオフレコにしておいて下さいねー。

ところが昨日のこと、近くのお寺さんの掲示板を見たら、ご住職さまの達筆でこう書かれていた。

“みてござる いつでも どこでも みほとけは”

なんだそうなんだ。緘口令をしいたところでほとけ様はすべてお見通しだったのか。斑の美しいアイビーを5センチほどとか、ゼラニュームの白い花の咲いているのを少々、断らずに頂いてきたりしたが、ぜ~んぶほとけ様に見られていたというのねー。

ところでこの頃聞いたのだが、知恩院のエライお方が、大金をごまかしていたそうだけれど、ほとけ様がいつでもどこでも見てござる、ということをご存知なかったのだろうか。

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きよみずで おしあいへしあい もみじ見る

001 011 この3連休は京都奈良をめぐったがそれはそれは大変な人出で、道路という道路は人と車であふれ返っていた。車は遅々として進まず、ならばいっそのこと歩きましょう、とて歩いたら、半日で2万歩も歩いた。(最高記録なり)

お上品な靴など履いていたら歩けなくなってしまって、同行三人、どうしても遅れをとるので、途中でウォーキングシューズを買って履き替えたら、あらら、たちまち元気になって追いつきましたわぁ^^

 なんだか若い女の子が多いなー。結構勾配のある道だというのに、ヒールの高いのを履いたりして平気な顔して歩いているのには驚く。なんと赤ちゃんを抱っこしてヒールで歩いてるコもいるじゃないの!これこれ、危ないよと言ってやりたくなる。

東福寺と金閣寺を大急ぎで見学したあとは念願の清水寺詣で。6時半からライトアップされていてそこも沢山の人の流れ。あのお饅頭食べたいなー、と思っても行列、ソフトクリームおいしそう、と思っても行列。

舞妓さんたちを見かけたので写真をお願いした。前と後ろから全体を撮ったはずなのに、何故か首尾よくいかないのはどうしてかしら、、、?

やっとのことで大舞台にたどり着いてもそこも人、人、人で大混雑。ちょっとちょっと、前に出させてよねーと強引に前に出る。ワァ~!やっぱりきれいねー、ずいぶん高い所にいるのねー、はるばるとやってきた甲斐がありましたー!さ、写真を撮らなくちゃ、とてシャッターを押すも、ヘンなのばっかり写ってた。

トイレに行きたいなー、と行列に並んでいたら、、、T が「あっちは空いてるよー」と教えてくれた。あっちって男子トイレのことですね。エーッどうしよう(花も恥らうなぎさちゃん!)といささか迷ったが、都合のよろしいことに着てるものはゴキブリ色だし、、エイッと帽子を目深にかぶって突撃~~!

まなじりを決して来てみたらすでにおばさんが3人くらいいて、どうということありませんでした。さすがに若いコはいなかったなー。これくらいのおばさんになるとこんな芸当も出来るのね!

久しぶりに人、人でごった返してる所で揉まれて大変だったけれど、なんだか“気”を貰ったような気がするねー、と言い合ったことでした。それにしても足腰達者じゃないとこういう所へは来れないわけでして。健康にしていてまた清水へ来たい、と下りてきたら、そこにはまだまだこれから上がります、という行列が続いていたのでした。

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あこがれの大観峯に今来たり

Aso_028_2 阿蘇はいいなぁ~、360度のパノラマを楽しめる大観峯に着くと、高浜虚子の句碑が立っていた。“秋晴れの大観峯に今来たり”

それで私もすぐに一句 ができた。 “あこがれの大観峯に今来たり” 

 この前阿蘇に来たのはいつだったかと考えてみたら、はるかかなた30年も前のことだった。あれから苦闘の幾歳月、ようやくまたここに立つことが出来た。

見るべき所が多すぎて、困ってしまったのだが、まず初日は「高森湧水トンネル公園」「阿蘇の大火口」「風の丘 阿蘇 大野勝彦美術館」を楽しんだ。

二日目は「清和文楽館での人形浄瑠璃」「リンゴ狩」「野草園」と温泉。

三日目。「榎木孝明さんて素敵!」で盛り上がっていたら大分・九重町に榎木さんの美術館があるのがわかった。高千穂峡に行くか、アコガレの君の方へ行くか、、、迷った末にアコガレの方へ。

あちこちの道の駅での買い物も楽しくてついつい買い込んでしまったのだが、お宿に着いてシミジミと眼鏡をかけて眺めてみたらなんと。

ドライフルーツのイチジクはイラン産、巨峰のレーズンはチリ、ブルーベリーはアメリカ、梅は中国、マンゴーはフィリピン、etc でありました。

それにしても楽しい旅だった。阿蘇の火口に着いた時、有毒ガスが発生してるからダメー!と警備員のおじさんに押し返されそうになったのだけれど、「写真を一枚だけ!」とオネガイしたら「一枚だけですよッ」なんて怒られながらも貴重な一枚をパチリとしたら、残念ながら写ってなかった。こうも押し強くなれるのはブログに載せなきゃという一念か、それとも美貌のせいかしら、、、。なぁ~んて。

そうそうこんな事もあった。寄り道したせいで道を間違えたらしく、牛のウ○コがボタボタと落ちてるような道に入り込んでしまった。しかも大きな牛が悠然と通せんぼしていて、誰かが「ステーキにするぞー!」と叫んでも微動だにせず、牛のお尻のすれすれのところをすり抜けたこともあったよね。こういうことが忘れ難い思い出になるのよねー。

数えてみたら11食も人様の作ったものを食べたことになる。食べるだけの人ってこーんなにラクチンなことだったのねー、やっとわかったぞ。けれどいろいろなことを見て学んだこともたくさんあった。やはり旅っていいもんですね!

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悪い夢をよい夢に

1811242526_002_2 1811242526_007_4先週末は兄、姉、その婿さんたち一行7人で京都、奈良を巡った。私たちは冬装束で身を固めていたのだが、ほんわかと小春日和だった。天も私たちに味方したのかしらね。タクシーの運転手さんも「ホンマは今日は、雨でしたん」と言っていたのに。

東福寺の紅葉はうわさに違わず、美しかった。見上げた紅葉も見事だったが、下に落ちている葉っぱも捨てがたく、沢山拾ってきて、それらは今、新聞紙にはさんで17キロの漬物石で重しをかけてある。

嵐山もきれいだったが、この秋最高の人出らしく車は遅々として動かず、私たちは桂川の土手を歩くことにした。川面を渡ってくる風は清々しく、渡月橋を渡るのは心はずんだ。近くにある美空ひばり記念館もちょっとだけ覗いてみる。もみじをモチーフにしたハンカチはお土産にいいな~、軽くて。

次なるは鹿苑寺金閣へ。そこは差し込んでくる夕日に映えて、まばゆいほどに輝いていた。観光客から感嘆の声があがった、、、が私はここでも落ち葉拾いに専念する。さぁ、ちょっと寒くなってきたからそこの紅い日傘の下で、熱いぜんざいをよばれまひょか?

私たちは6時30分にライトアップされるという清水寺へ行きたかったのだけれど、これは運転手さんにあっさりと却下された。車も人も動かないのだという。

翌日は奈良めぐり。早くに迎えに来てくれたタクシーの運転手さんは長身にしてハンサム。ガイドぶりもなめらかでぴったりと張り付いて説明を聞くことにする。まず東大寺へ。あまりに広大なので困ってしまう筈だが、ガイドさんが上手にエスコート。大仏殿の柱の下方にある、大仏様の鼻の穴の大きさだと言う穴をくぐりぬけてみようか、という気になりかけたがやめておく。興福寺と猿沢の池の水面に映った五重塔もきれいにカメラに収まった。

天理教本部にもお参りした。翌日がお祭り日だというので沢山の人で賑わっていた。磨きこまれた長い廊下を歩いているうちに、人波に紛れて姉たちの姿を見失ってしまった。ワァ~、どうしよう、自分が靴をぬいで上がった所さえわからないでいるのだから、、、。と青くなりかけたら会えた。もう、黙ってトイレに行かないでよね。

次なるは法隆寺へ行く。拝観料は千円也で一番お高い。見るべきものが沢山あるので忙しいが、ガイドさんに従っていけばよさそう。フランスのシラク大統領が気に入って惚れぼれと眺めたという百済観音像は八頭身で美人の優美な観音様であった。けれど私は、夢違(ゆめちがい)観音像に心惹かれた。この観音様は悪い夢をよい夢に変えてくださる観音様なのだそうだから、日夜拝んでいたいくらいである。ロマンあふれるこの観音様はちょっと小太りのオバサマに見えた。

翌日の昼過ぎ、私たちは、京都駅で西と東に別れた。来年の今頃また、どこかへ行こうね、と約束した。平均年齢は65歳の意欲的な旅だった。

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