好みも経済力も 人それぞれ

 品川駅で大昔の友達 トモミちゃんとヒロエちゃんと待ち合わせ、私たちは阿佐ヶ谷で洋品店を経営しているエッちゃんのところへ急いだ。エッちゃんはもとは東京銀座は資生堂の美容部員をしていたのだが、抜擢されて資生堂のポスターに起用される女優さんやモデルさんに化粧を施す役目をおおせつかり、カメラマンとともに世界中を旅する仕事をしていたのだが、大病をしたのを機に資生堂をやめブティック経営に乗り出したのだった。

 エッちゃんの店は軌道に乗り阿佐ヶ谷に二軒、三鷹に一軒と店をもったのだった。なんとも風変わりな服を置いているということと、商品のお値段が高い、という噂は聞いていた。が私はなんとしてもエッちゃんの店で何かを買わなきゃ、と意気込んでいた。エッちゃんとは若いころ苦楽を共にした仲で、一年間ほどは部屋をシェアしたこともあったのだ。(前々回に書いたが、どろぼうと対面した、レンコンの匂いが漂う部屋のことだ)

 エッちゃんは昔と全然変わっていなかったが、押しも押されぬ迫力のようなものを感じた。エッちゃんは民芸風のカップに薫り高いコーヒーを淹れると、千疋屋で買ってきた、というスィーツを勧めながら言った。「なにしろ一回の仕入れに百万単位の支払いをするのよね~。まるで博打みたいなものよね~。でもね、店を始めたころからずっとついてきてくれるお客さんがいてやっていけるのよ。」だそうで、仕入れた服はほとんど完売するのだそうだ。もちろん女たちにも栄枯盛衰はあり、エッちゃんの店で買うことが出来なくなることもあるわけだが、そのころにはまた別の新興勢力がでてきて、お店に来てくれることになっているので、エッちゃんは全然困らないのだ。 

 私は腕がどうかなるくらいに自分に合いそうな服を探した。けれど、ほとんどの服がユル フワ ナガ(長い) 左右非対称 その他で、これじゃどうがんばっても五島では着れそうもない。よほどセンスがある人なら着こなせるかもしれないが、質実剛健を旨として日々くらしている身にはどこへも着て行くところがないのだ。

 けれど人それぞれに趣味が違うもので、そういう特殊な(と私は思うのだが)服にもちゃんと需要はあるものだ。私が選ぶのを諦めたころ一人の女性客がはいってきた。私たちはエッちゃんのビジネスを邪魔しないように、店を出て外で食事することにした。1時間もたったころ店に戻ってくると客も帰っていくところだった。私は参考のため、お買い上げはいくらだったかを訊いた。 4点の買い物で11万9千円だったということだ。

 次にはいってきたお客は靴下を買うことにしたようだ。エッちゃんがテーブルの上に拡げた靴下の中から2点選んで、2千円を二つでハイ 4千円のお買い上げ。客が去った後 私はつくづくと靴下を眺めたが、あまり欲しいとは思わなかった。

 次にまた客がはいってきたところで私たちはおいとますることにした。外の通りには大きなケヤキが街路樹として並んでいた。エッちゃんは美容部員だった若いころ 仕事でこの道を通るたびに、ここで店を持ちたいものだとひそかに思っていたという。

 五島に帰ってきてしばらくして、私は近くの洋品店の“夏物3割引きセール”に行った。東京で エッちゃんの店のプライスを見た目には、なんとも手頃なお値段。ホームグラウンドはいいなぁ 心がやすらぐ。私は二足で399円の靴下を二つ買った。それで十分に満足して家に帰ったのだった。 

 

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えっ?幸せにしてくれるの?

025 去年の九月に発売された“イケメンバンク”という貯金箱がよく売れているそうである。お金を投入すると液晶画面に映るイケメンとのストーリーが展開するという貯金箱である。お金を入れる(あげる)とそのイケメンが「幸せにしてやるからなー」と言ってくれるそうなのだ。

そのうち「なぁなぁ」といっておねだりもしてくるそうで、それでは私も「ねぇねぇ」と言っておねだりをしてみようか。というのは数年前ムスメが結婚するときのこと。何年もかかってコーヒー缶くらいの大きさの缶に五百円玉の貯金をしていたのが、もうこれ以上一枚もはいりません、と満杯になったのを、気前よく「ハイ、なんでも必要なもの買って」と提供したことがあったのだ。その時の恩義を忘れてはいないだろうから、誕生日のプレゼントに買ってもらおうかなー 4935円なりよ^^

そうだ、嫁友達のみんなにもこのイケメンバンクのこと教えてあげよっと。「幸せにしてやるからなー」なんて言われたことなど一度もなさそな顔ぶれだし、この頃ではオヤの介護に翻弄され、不眠と排泄問題でクタクタ ヨレヨレになってる彼女たち。お金をポトンと入れれば「幸せにしてやるからなー」とイケメンがささやいてくれるのだ。一瞬でもこの世の憂さを忘れる事ができるものならお安いもんではなかろうか。

この頃では物だろうが元素だろうがその特徴を生かして擬人化するのが大流行で、そういう商品がヒットしているのだそうだ。単なる物が擬人化されて魅力を増し、大人たちも人恋しさから引きつけられる。なにかといえばイケメンバンクにすっとんで行くようになれば貯金もじゃんじゃん貯まるよね。

そうだ、私のイケメンに素敵な名前をつけたら楽しいだろうな。さてなんと呼ぼうか、「ダーリーン!」「・・・くーん」いやもっとましなのがないかいな、、、。

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これほしいィー買ってェー!!

Photo_2 子供の誰かから「おかあさんに何かプレゼントしたいけれど何がいい?」と言われてもこれといって欲しいものなどなくて「ウーン」と考えても出てこない。というのは物欲をはるかに超越してしまったから、ではなく、この小さな島で一年355日は半径10キロ未満圏内でウロウロしている分にはもう特別な物は要らないのである。(物は要らないけれど「母上どうぞ飛鳥に乗って世界一周の旅へ」などとお誘いがあったら「アリガト」と言ってそうさせて頂きます)

けれども新聞記事でこのおしゃべりするマスコットトイ「こけちぃ」を見た時はいっぺんで欲しくなって「これ欲しい買って~~!」と叫びたくなった。身長6センチちょっとのこのこけし風人形は、近くの机などトントンと叩けば音に反応しておしゃべりを始める。なんと2万通りのおしゃべりが可能で何を言い出すのかは予測不能だそうである。しかも突然にコテッとこけたり、手をパタパタと動かしたりするアクションも付いているのだそうだ。

例えば「こけちぃ、ケーキ大好き~、ダイエット無理~」と言ったかと思うとひっくり返り「起こして起こして」と手をバタバタ。起こしてあげると「おつかれさま~」なんて人ごとみたいなお礼を言うそうである。そしてだんだんと親しくなってくるとその可愛い笑顔に合わない爆弾発言もするらしい。「恋愛はお金よっ」とか「あの上司むかつく~」だとか。

おだんごちゃん、おかっぱちゃんなど3種類あってそれぞれキャラクターが違うのだそうである。一体につき1995円、3つで6千円てことね。この子たちを3人並べておいてそれぞれおしゃべりさせたらさぞかしましいことだろうなー。コテッと後ろにこけてみたりパタパタしたり、、、。「起こして起こして」とせがんだり。

わがままお嬢様キャラのこけちぃみたいに「これ欲しい~買って~3つとも買ってね~もうすぐマミィーお誕生日なんだよー」パタパタ…なんてやってたら「おっかさーん何はしゃいでるのー?」と言われそうだなー。

でも「なぎさー、もうご飯つくりたくなーい、つかれたー」コテッ パタパタなんて一度やってみたいわねー^^

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冷風扇というもの買いました

Ukonn_007 今年の夏は五島でも暑かった。お盆すぎのある日、台所の寒暖計は32度を指していた。それを外のリュウノヒゲの上に置いてしばらく放置し、あとで見に行ったら、41度だった。

「五島地方は41度でした」とはテレビで言っていないようだったけれど、まぁうちの1、100円の温度計では41度、だったのである。

さて私はこのたび、念願の冷風扇というものを買った。これは形状としてはちょうど、10キロ入りの米びつみたいな形をしていて(ほかに横長もある)、米びつであれば米がでてくることになっている所に水と氷を入れる。上部裏側にも氷のキューブをいくつかいれるようになっていて、スウィッチオンすれば涼やかな風が吹き出してくることになっている。

台所で炊事をするときに背後から風を当てるとなかなかによろしい。けれどもこの冷風扇は局所限定冷房なのでちょっとでも離れるともう涼しくない。なので今度はガス台の所で天ぷらでも揚げましょうというときには米びつを、もとい冷風扇を「あっちに行こうねー」とゴロゴロと引っ張って連れていかねばならない。(キャスター付) あっちを向いているときはこっち向いてねーと角度を修正しなければならない。

全体を冷やすクーラーに比べればかなり手のかかるこの冷風扇に私は名前を付けた。よそ様のうちの犬の名前、ミミーと呼ぶことにした。ミミー、今度は洗濯物たたもうねーゴロゴロ。 ミミーをすぐそばに従えて用事をしていると誰かが手伝ってくれてるような気がしてわくわく楽しくなるのだ。

私は今パソコンの前に腰掛け、ミミーをすぐそばに置いて風を送ってもらっている。扇風機の風みたいに紙類を吹き飛ばさないのは何より有難い。それに電気代が一時間一円しかかからない、というのも有難い。信じられないくらいだけれど説明書にそう書いてある。

ミミーの後ろ側に買った来た日の日付をマジックで書いた。ミミー、これからどうぞよろしく、生涯のお友達だワー!

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こんな目覚まし時計があったなら

005 (←10個250円の球根でも遜色なく咲きました!)

目覚まし時計の新製品の紹介を新聞で読んだ。これなら絶対に目が覚めるというすぐれものだ。これには「フライイングアラームクロック」という名前がついていて、その名の通り空飛ぶ目覚まし時計である。と言うより上についたプロペラが飛んでいくのだそうである。

仕組みはこうである。アラームをセットした時間になると、かなり気になる「緊急サイレン」音とともにプロペラが回転しながら上空に飛んでいく。そしてここからがこの目覚ましの面目躍如である。飛んでいったプロペラを探し出してまた元のようにセットしないことには、どうやってもサイレンは止まらない。いっそ電池を抜いて止めようとしてもそこは強力なネジで固定されていて、なにがなんでもプロペラを探し出さないことにはサイレンは止まらないのである。

かくしてあったか~い寝床から否応なく引きずり出され、プロペラを探し出してセットしたりしてるうちにすっかり目が覚めるという段取りである。

これはいいな~、これなら確実に目覚めることであろう。うちにはもう学校へ出かける子供など誰もいないのだから朝からバタバタしなくてもいいのだが、ヨメたる者がのんびりと朝寝を楽しむわけにはイカンのである。自分用と学生のムスメの分をさっそく注文することにしよう。

というのはムスメが時々「六時に起こしてー」とか携帯にメールを寄こすのだが、忘れないつもりでいてもつい忘れたり、そのメールが入ってくるのが大分遅かったりしてお役にたたない時もあるのである。この空飛ぶ時計ならかっくじつにムスメを起こしてくれるだろう……(アハ、あたふたとプロペラを探し回ってる姿が目に浮かぶねぇ~)

ネットで注文するつもりだったけれど一夜明けたら気が変わってしまった。夢見心地でいるところにヘンなサイレン音がとどろき渡ったら、さぞ心の臓に悪いことだろう。それに田舎の一軒家とはいえ、近くには社宅だってあるのだ。サイレンが鳴り止まなかったら人々の安眠を妨害してしまうことになるだろう。

というわけでムスメには新聞の切り抜きを送ることにした。買うか買わないか自分で決めてねー。是非買いたいっ!という人はマリン商事・058・247・6977へお電話を。お値段は5229円也、ネットでも購入できますが、心臓に悪いと思われるかたはもっと違うタイプを探した方がよろしいんじゃないでしょうか(^^♪

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このお帽子は

_020 所用で長崎まで出かけて、帰りの船を待つあいだ、小さな買い物をした。レジに持って行くと、年配の店員さんが言った。

「お客様、とてもいい買い物をなさいましたね。これはとってもいいお帽子ですよ!」 

いいお帽子と言われても、それはなんの変哲もない黒のニットの帽子であって、それと同じものはまだあと4つくらいは売り場にあった。そういう帽子を半額で買おうとしているのだから、そんなにほめそやされても、、、という気がよぎった。

けれどたしかにこの帽子に決定するまでは、あれにしようか、これにしようかと、頭のうえに乗っけてみたりしてさんざん迷っていたのである。それが「とてもいいお帽子ですよ」と褒めてもらえると、あー、この選択で良かったんだ、と納得できたのである。しかも「とてもいいご趣味でございますわね!それにお目が高い!」といったニュアンスも伝わってくるではないか。それで気持ちよく支払いをして、船に乗り込んだのだった。

家に80歳くらいになるオバサマが来て言った。久しぶりに病院に行ってドクターにいろいろ身体の不調を訴えたら、ドクターは言ったそうである。「もうね、80にもなればどこかがどうかあって当たり前ですよ。年寄りがどんな薬を飲んでも一緒」

で、そのオバサマはその言葉にふか~く傷ついて、お医者さんを乗り換えることにした。それまで行ったことはなかったが、無口で無愛想であるが故に敬遠していた Y 先生のところへ行くことにしたのだそうである。

こういう話を聞くと、お客を得るのも失うのも言葉ひとつにかかっているように思われてならない。

(長崎で早大エジプト隊の発掘展を観てきました。500円奮発してイヤホンを借りると、吉村センセイがやさしく耳元で解説してくれますよ。)

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ビバ!100円ショップの掛け時計

1811242526_055 洗面所の時計が壊れたので、買いに行く途中で、ちょっと、と100円ショップに寄った。小さな片手鍋、コーヒーをうんと熱くしようとしていて忘れはて、焦がしてしまったので、それを買うつもりだった。

店内を歩いていると、あら、そこに掛け時計があるではないの。100円で時計を買えるなんて信じられなかったので、近くで商品を選んでいたおばさまに「この時計は動くんでしょうか?」と聞いてみた。するとおばさまは「さぁ~、動くんじゃないでしょうか、大丈夫、動きますよ」と言った。

おばさまが保障してくれたので買うことにして、家に持ち帰りいざお立会い、単3電池を入れてみると、ちゃ~んと時を刻み始めたのでありました。感心、感心。それで早速マジックペンで日付を書いた。

数日前のこと、友達のNさんが、このところハマッテいるエコクラフトの作品を見に来て! というので、遊びに行った。家の中のそこかしこに置いてある作品を見て回っていると、ふと掛け時計に目がいった。それはうちの100円の時計に瓜二つであったので、「あれは100円の時計よね。」と思わず言ってしまった。

Nさんは「ウゥン、あれはね、ちゃんとした電波時計よ。家中で一番正確なんだから」と言った。フゥ~ン、そうなの?

私は家に帰って、我が家の時計をシミジミと見て比較検討したけれど、なんの変哲もない丸い枠といい、針のスペード形といい、秒針が赤いことといい、よおく似ているのだった。

ただし、あちらの秒針は音もなくスラ~ッと一回りしてくるが、うちのはコッチン、コッチンと、かなり重たげな音をしている。

けれどあれからもう35日も元気で動いているのである。しかも電波時計に負けないくらい正確で、今のところは何の問題も起きていない。いつしか「おはよ!今日もがんばってね」と声をかける習慣になってしまったのでした(^^)v

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買い物は楽しい

_017_2 この前の日曜日、ムスメと待ち合わせ、福岡・天神のIWATAYA というデパートに行った。バッグ売り場をうろうろしていると、ア、こういうもの欲しかったんだ!と思うようなバッグを見つけた。ちょっとそのへんまで出かける時、財布とエコ用マイバッグがはいりさえすればいいのである。

かねがね欲しかったバッグというのは 1、自分で立っていること。(たとえ高価なものであってもよれよれと崩れ落ちるのはブー。)

2、明るく目立つ色であること。(我が家は老人3人世帯である為、メインカラーといえば茶色、黒、白、紺色、それらのグラデーションとほぼ決まっているので、バッグが行方不明になった時、容易に探し出せるように。)

この2点をクリアしたうえに、そのバッグは他の並み居るバッグに比べて すこぶる安かったのである。そのお値段は3900円なり。ほかのは何万円、何十万円と値札が付いてるのにそれだけ特別。わたしはきっとこれは合成皮革、中国製ということね、と勝手に判断した。

年配の店員さんはほかの色もございます、と言ってコーヒー色したのと黒を見せてくれたが私はもう暗い色はイヤになっていたので明るいレンガ色のを買うことにした。

私は、ではこれを、と言って5千円渡した。ふつう、そういう場面では店員さんというものは「ではお預かりいたします」とかいってすみやかに行動を移すものである。ところが「は?」といった顔でじっと立ったまま。3秒ほどの時差があって私とムスメも「は?」と言う顔になった。一体なにが起こったんざましょう?

やがてわかったことだが、¥3900というお値段はバッグにぶらさげてあった、皮で出来た犬のストラップの値段であったのだ。本体のお値段は4万円とちょっと。なあんだ、そういうことであったのか!

それから私達は新天町という商店街に行った。なんかホッとするね~、ホーム・グラウンドへ帰ってきたような気がするよ。サンダル履きでもよさそな感じ。

そしてわたしは2軒めのお店で先ほどのと同じような(つまり色と形がということだが)バッグを見つけたのだった。正真正銘の中国産!そしてお値段は、あのワンちゃんと、おなじくらいだった。

五島へ帰ってきてさっそく使うことにしたが、まだ誰もほめてくれない。4万円もしたのよおー、と言ってみたいが、それはさすがに気がひける、、、。

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ダイヤモンドはいらない

20年ほど前にこの家が建てられた時、台所の二方の窓はくもりガラスとでもいうのだろうか、不透明なガラスだった。外から家の中が見えないように、という配慮だったのであるが、私は楽しくなかった。外から見えないということは、中からも外が見えない、ということであった。一日の大半を台所で過ごす私は窓から外を見ていたかったのである。

そして去年の今頃、私はやっと決断を下した。「このガラスを透明なガラスに取り替えてもらおう、いくら費用がかかるかわからないけれど、ダイヤモンドの指輪を買おう、というんじゃないんだし、、、。」

ガラス屋さんに電話をしたらたちまちガラスは取り替えられた。うれしいなー、透き通ったガラス窓。青いそらに白い雲が流れていくのが見える、風にそよぐかいどう、おぉ、雨が降ってきたぞ、洗濯物いれなくちゃ、あらら、猫が魚を干した網にジャンプしているではないか!

ガラスを4枚取り替えたお値段は2万1千円であった。ダイヤモンドの指輪を貰ったこともなければ自分で買ったこともない私は、それがいくらぐらいするものか見当もつかない。けれど私にはこの透き通った窓の方がうんと値打ちがあるのである。

おー、今度はカラスが舞い降りてきてサカナを狙っているではないか。コラッ、と言って追い払わねば、、、。

   初生りの豆食うカラス追い払う

              自分の声に恥じらいており        吉野 チト

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