おかあさんの三億円

091206_1324  左の写真は大阪のある所にディスプレイされている三億円分のお札である。

 娘夫婦がお歳暮と共に、大阪で一番当たりくじが出ている、つまり一番良く売れているところで、宝くじを買って送ってくれた。連番でワンセット、バラでワンセット。娘の手紙には“当たったらどうしよう、、、と日々 妄想をふくらませて楽しんでみてください”とあった。

 さぁて、ほんとうに宝くじが当たったらどうしよう。三億円もあるんだから、この年の瀬にお金のやりくりで困っている人に100万円ずつ配ってもいいな。いったい何人の人に配ばれるのか、誰か計算して!

 私は炊事をしながら考えた。子供たちには言おうか言うまいか。言わないほうがいいのではないだろうか。三億円当たった!と聞いたらおそらく目の色を変えて、今やっていることを放り出し、ろくでもないことに血道をあげるだろう。真面目に努力することを放棄するようだったら本人のために実によろしくない。 私は夫に言った。「子供たちには教えないほうがいいんじゃないかしらー?」すると夫も「ウーン、それがいいかもしれない。」と厳粛な面持ちで言った。

 しかし、宝くじを送ってくれた娘には教えないですむものだろうか。内緒にしているつもりでも、いつかバレる日があるかもしれない。すると娘はけたたましく電話してきて言うだろう。「おかあさんっ!あの宝くじ当たったんですってねっ!なぜ私に教えないのっ?あの宝くじ私が送ってあげたのよっ!半分くらい どうぞ って差し出すのがほんとうじゃない?おかあさんて見損なったわよ、もう絶交っ!!」

 ほらほら、もう親子の断絶が始まった。ビンボーな時は仲良くしていたのに、お金持ちになったとたんにこうなんだからぁー。

  そうだ、お金は細切れにしないで、ドーンとまとめて『なぎさ基金』とでもいうものをつくって、世のため人のためになるような素晴らしいプロジェクトを始める、というのはどうだろう。えーっと、どんなのがいいかなー。

 夜になって、私は薪ストーブの前のテーブルに陣取って家計簿をつけていた。そこへ息子がやってきて言った。「おかあさんの三億円に 僕は手ぇ出さないから安心してていいよぉ~♪」あらそぉ?と言いながら私は・・・そんなこと今は言ってるけどお金を見たら豹変するんじゃない?・・・と思っていた。そしてレシートの要らなくなったのをまるめてポーンと薪ストーブに放り込んだ。アワワワワ!なんと私は商店街で貰ってきた抽選券までレシートと一緒に燃やしてしまったのだった。特等に当たるかもしれなかったのにィー! そうだ、当たった宝くじを間違えて燃やしてしまうようなことがないように気をつけないといけないな。

 聞くところによると、当たった宝くじは一年間くらいは引き換えなくてもいいらしい。ではほとぼりが冷めるまで、そのままそっと置いておくことにするか。けれどその間、この私が誰にもしゃべらずにおれるものかは?ガマンできずに言うかも!「当たったのよ~~!!」そうしたら蜂の巣をつついたような騒ぎになるよね。なぎさこまっちゃうよー。

 

 

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“凛とした女の子におなりなさい” 阿久 悠

Nichin6 女の子だからといってヨワヨワしていたり  メソメソしていたり  何かというと他人を頼りにして愛しいと思われてみたり

そんな子である必要はないのですよ

助けてやりたいとか 庇ってやりたいとか 守ってやりたいとか 男にとってはいい気分だろうけれど  そんなもの 美徳でも魅力でもありゃしない

いいかい 女の子だって 強くってもいいんだよ  粗雑であったり 乱暴であったり 不行儀が平気は困るけど 

ちょっとした挨拶の誠意と心地よい微笑の会釈と  問われた時にハイと答える 善意さえ感じさせれば 強くっていい

男は自分が弱い者だから 縋りつく子を抱きしめるが  そんなのは三日だけの愛しさ  あとは只の重荷になる

傷つけないようにハッキリと言い  侮辱を感じさせない態度をしたら  あとは  自由に生きなさい  強く生きなさい

自由で強くてやさしい子を凛としていると言います  凛とした女の子になりなさい

凛とした… …  近頃いないのです

以上は先ごろ亡くなられた阿久 悠氏の、女の子へのメッセージである。けれども女の子に限らず、我々年増のおばさんにも十分有効な説得力を持つ言葉に満ちみちている。

そうだ、このトシになると ヨワヨワしていたり メソメソしていたり 他人を頼りにしてみたりしても

助けてやりたいとか  庇ってやりたいとか  守ってやりたい という気持ちになってくれる人など誰~もいないのである。

かくなるうえは清く貧しく美しく、凛とした女になる以外にはない。

阿久 悠さんメッセージをありがとう。秋の霜のおかすべからざる如く、凛とした女になるよう努力することをここに誓います!

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なんともゴージャスな夢を見た!

忘れもしない、去る8月13日の未明、私は絢爛豪華な夢をみた。以下は夢のあらましである。

さて、その朝、ごはんの支度をするべ、と台所に入った私は、ガステーブルの上にフライパンがあって、そこに燦然と黄金色に輝くヘビが鎮座ましましているのを見た。えーっ、これを一体、どうしたらいいのー? 「おとーさーん!」(うちでは子供たちがいなくなっても便宜上、おとうさん、と言っている。) と呼んでみたが来てくれないので、自分でなんとかすることにした。

それで、運動会のお玉競争よろしく、こぼさないように両手でヨンヨンと運び、勝手口の戸を足でエイッと開け、ボチョンと捨てた。これはとても重かった、なにしろ金塊ですからね。

それからフーッ、ヤレヤレと台所に戻ってくると、な、なんと流し台の前に、もう一匹の、これまた黄金に輝くヘビが長々と横たわっているではないか!困るのよねー、こんなところに寝そべってもらってたら、と思いながらシゲシゲと見てみると、小さなウロコの一枚いちまいが、すべて黄金で出来ているのだった! それからハッとして時計を見たら、4時50分だった。

朝、起きてきたハハにこの夢をカクカクシカジカと話したら、「それはねー、なぎささん、うちに大金が転がり込んでくる前兆じゃないのぉ?」 と嬉しそうにしていた。なんでも奈良の三輪神社ではヘビを神様として祀っていて、お金の回りが良くなるからと、ご商売の方々の信仰を集めているそうなのである。

さてあれから一ヶ月半くらいたってしまったが、まだこれといって善きことはなにも起きてきていない。黄色いスイカがゴロゴロと転がりこんできたくらいである。あの夢に匹敵するような、豪勢な幸運が舞い込んでこないのだろうか?

あの夢に有効期限があるものならば、願わくば今年の暮れ、はたまた明けて来年の一月半ばくらいまでは効力があって欲し。歳末大売出しで特等に当たる、、、宝くじに当たる、、、お年玉つき年賀状が一家で3枚、特等に当たる、、、。ざっと考えてもこれくらいはチャンスがあるというものだ。

今まで、くじを引いて当たった! などという経験は皆無なのだけれど、なんだか当たりそうな気がする~~~そんな予感でハッピーなワタクシです!

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