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90歳にして梅の木にのぼる

 朝からどんよりと身体が重くて仕事にならない、しかしここ一発どうしても元気を出さねば、というとき、私はちょっとばかりお高い栄養ドリンクを1本クーッの飲み干す。すると10分くらいたつと元気になったような気がしてきて、さっ、こうしてはいられない!という気がみなぎってきて身体が動くようになるのだ。まさにポパイのホウレンソウなみに即効性があるのだ。

 ただし、このドリンクのいけないところは、もうネンネしてもいいよ、という時間になってもなかなか寝付けないところにある。それに眠りが浅くなって頻繁に目を覚まし、したがって翌日は睡眠不足となるのだ。

 効能書きを虫メガネで読んでみると、カフェインになんとかに、とやっぱり神経を高揚させるようなものが沢山はいっているのだ。あんなの飲むのヤメヨ、と思いながらもつい手を出すことを繰り返し、だから私のヤクはやっかいなのだ。

 ところが先日、新聞を読んでいたら、元気なおじいさんおばあさんを紹介する欄があって、それを読んで私は驚いた。なんと90歳になるというのに、梅の木に登って実を採るおばさまが登場していたのだ。一人暮らしだが畑も作っていて、収穫したものを近所の人にあげるのが大好き。「さ、今度は何を植えてみんなを喜ばせようかなっ」と畑のレイアウトを考えたりして毎日が楽しいそうだ。

 畑を耕すときは耕運機を自分で動かすのだそうだ。「耕運機のほうがラクですよー。クワなんか使ってられません。腰のためにも耕運機のほうがいいのです」

 その90歳のおばさまの家は少しばかり小高いところにあって、毎日毎日上ったり下がったりしているのがエクササイズになって、元気にしていられるのかもしれない、とあった。

 もちろん健康食品などには無縁だそうだ。自分の畑で採れたものを自分で料理して食べる。それだけのことだそうだ。ちょっとへたばってくるとすぐに「あれ飲もう」と手をだすのがクセになっている私は恥ずかしくなってくる。

 れっきとした前期高齢者になって、ちょっとばかり暗澹とした気分になることもあるワタシだが、90歳になっても前向きに明るく暮らしている人がいることを知って、気分が一気に明るくなったのだった。

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