« 2013年4月 | トップページ | 2013年7月 »

アンコをじょうずに包む方法

 知り合いのパンやさんが廃業したとき、私はアンベラ(アンコ用のヘラ)を一本ゆずりうけた。パンやさんは見事な早技で、アズキのアンコやジャム、クリームなどを包んでいたものだが、これを自分でやるとなると、実に難しいものだ。

 この時期はイースト菌が発酵しやすいこともあって、私はよくこのまんじゅうを作るが、生地がやわらかいところに、やわらかいアンコを包むという作業は至難の業だ。シロウトが包むと、まんじゅうの底の部分は、まるで牛乳瓶の底みたいに分厚くなってしまって、アンコはかたよるしで、見栄えがよろしくない。

 そこで私は考えた。アンコを丸めて冷凍して固くしておけば、包みやすいんじゃないの?で、そのようにしたらほーんとに楽チンにして品よく包めるようになったのだ。少々蒸す時間を長くすればいいのだし。

 このあいだ、お昼前に「キューピー三分クッキング」を見ていたら、ゴマ団子の作り方をやっていた。そういえば久しいことゴマ団子など作っていないなー、とさっそく米粉を用意し作ることにした。アンコはもちろん冷凍アンコ。アンコが固いので上手に包むことができて大満足。

 それではと油で揚げ始めた。こんがりと揚がって、さぁどうだ、と団子を割ってみれば、生地とアンコが接触しているところがベタッとしていて、中のほうは火が通っていないのだ。では、もう一度と、黒ゴマだか白ゴマだかわからないくらいになるまで揚げたのだが、それでもダメだった。最終的には、電子レンジで加熱して、なんとか食べることが出来たのだった。アンコが冷たく固まっているので、その回りの生地の温度が上がらなかった、ということなのだろう。

 さてこの時期に私がつくるイースト菌のまんじゅうのレシピは以下のごとし。

 薄力粉500グラムと砂糖100グラムをよく混ぜてふるう。イースト菌12グラムほどを水(または牛乳)を300cc、 30度くらいにあたためたもので溶き、粉と混ぜる。塩小さじ二杯ほどはあとから入れる。(塩はイースト菌の活動を弱めるのだそうだ。)あたたかい所に置いて2~3時間たってふくらんできたら、20個ほどに分割。アンコを包む。10分ほど蒸す。以上でふっくらモチモチのおまんじゅうのできあがり。

 冷凍庫の中を調べていたら、去年の秋に、よそ様から頂いていた栗のアンコを発見。さっそくこれをまんじゅうにした。黒砂糖のかたまりをゴロゴロしたまま生地で包んでみたら、これもワイルドで楽しかった。梅雨空の肌寒い日に、手作りのほかほかまんじゅうはとてもいいものだ。

 朝からしとしと雨が降るような日に、まんじゅう作りを思いついて、イーストの匂いがたちこめるのもいとをかし。 マゴがうちにいたころ、「まんじゅうこわい」という絵本を借りてきて読んでやったことなど思いだして、一人でふふ、と笑ったりしたのだった。

 

| | コメント (10) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年7月 »