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四歳児はたのしい

 いつもは大人ばかりがウロウロとして過ごしている我が家だが、出産後の娘とその子供、ケン(4才)とミー(0・3才)が長逗留しているので、なかなかに小忙しいものではある。そのうえケンの友達が出入りするものだからまことににぎやかだ。

 ケンぐらいの年頃では仮面ライダー系のドラマ「ゴーバスターズ」というのが流行っているらしく、さまざまなグッズ、機能満載の剣だとか銃だとかそろっているのだ。(ふりかけやらソーセージなんてものも売っている。)そういうもので四歳児たちは飽くことなく遊ぶのだ。

 ある日のこと、ケンの友達 Mクンが遊びに来ていて、私は隣の部屋で用事をしながら、二人のおしゃべりを聞くともなく聞いていた。するとMクンが不意に言ったのだ。「ニンゲンテ イソガシイネ」

 オヤ、たしか今 Mクンは「人間テ 忙シイネ」と言ったよね?はっきりとはわからなかったが、そのように聞こえた。Mクンのうちは家業が大繁盛で、老いも若きも総出で働いているような忙しい家だから、Mくんのママが「人間て忙しいね」とちょっとばかり愚痴めいて言うのを、Mクンが聞いているのかもしれない、と思ったものだ。

 それから数日後のこと、夜も九時を過ぎて、ケンを寝せようとしたときのことだ。オネショ対策として紙おむつをはかせているのだが、それを切らしていることに気がついた。困ったなぁ~。オネショをするかもしれないし、しないかもしれない。けれど外はシノ突く雨が降っているし買いに出たくはないし、赤ん坊の紙おむつでは小さいし。頭をめぐらしていた私は「オォそうだ!おばあちゃんの紙おむつがあるじゃないの」とひらめいた。(正確に言うとマゴからみればヒイおばあちゃんの紙おむつのことで、ヒイおばあちゃんは外出のときのために常備しているのだ)

 ケンはおばあちゃんのパンツなんかイヤだぁ~と激しく抵抗したが、私とてもこの梅雨空にふとんなど濡らされたくないからつかまえて無理やり装着!

 その翌日、二人で出かけて“大きい男の子用”の紙おむつを買ってきた。ケンはハサミで器用に袋を切り開き、カゴにイソイソと紙おむつを並べていた。そして言ったのだ。「ニンゲンテ イソガシイネ」・・・ということはケンもしっかり「ニンゲンテ イソガシイネ」発言を聞いていたということなのか。

 さて娘とマゴ達もそろそろ帰る段取りになってきた。ケンのあまりのやんちゃぶりに、「うちにはこんなにワルサをする子はいなかった」(つまりなぎささんの子供はたいそう行儀がよくておとなしかった、ということ)などと口走ってしまい娘のヒンシュクを買ってしまうこともあったのだけれど、ごめんね~つい言ってしまって^^

 ま、おうちへ帰ったら、ダンナと二人でしっかり子育てしてください。くちうるさいバ~バは手を引きますのでね^^

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代官山に行ってきました

 先日、次女の結婚式のため上京した。式は港区にある芝大神宮という所で行われた。なんでも格式の高い神社だということだった。式が始まるまで待機していた私たちの前には、うす紅色した桜茶と小さな落雁が2個並べられていた。

 そのうちに現れた花嫁姿の娘を見て私は驚いた。白っぽい内掛けを着て、頭の方はというと、長い黒髪を前方片側に垂らし、その反対側の頭にはカサブランカの大きな花飾りが、、、!一ヵ月ほど前のメールで「こんな髪型でどうでしょう?」と写真を送ってきたとき、私はてっきり、それはドレスを着た時の髪型だと思っていたのだった。なぜキリリと日本髪を結わないのだ?これが今風東京風と言われても、上と下がマッチしていない和洋折衷みたいな組み合わせは私の常識の範疇にはない。

 なんとまぁ(アチラのお母様はなんと思われたかしら)と呆然としているままに一連の行事が終わり、では神殿の方へと言われて私は慌てた。まだお茶もお菓子もよばれていないのだ。誰もどうぞと勧めてくれないものだから手を出さないでいた。 近くに立っている巫女さんに「このお菓子を頂いて行きたいのですがー」と言うと巫女さんは「どうぞ、花嫁さんの分もどうぞ」と言ってくれたので、わたしは大急ぎで(皆の分まで)下に引いてあった懐紙に包んだ。

 首尾よく式がすむと、披露宴は代官山のフレンチレストランで行われるので、はるばると大移動。どうしてこんなに遠いところを選んだのかなと、内心思っていたのだが、あとで娘からの手紙によると、どうしても代官山の“ポールボキューズ”というレストランでやりたいというこだわりがあったのだそうだ。

 そこで私は初めて、カイシャの披露宴を経験することになった。娘は同期入社の彼と早々と結婚することになったので、同じ会社の上司やら同僚やらがワ~ンとむせるばかりにお出ましになっていたのだ。親族はほんの付け足し。これが五島だと“お父上のご友人”や親戚関係が席を連ねることになるのだけれど。

 それが終わると今度はまた品川のホテルまで移動。ホテルで式と披露宴と宿泊をワンセットにすれば移動せずにすんだろうに、と思わないでもなかったが、車の窓からいろいろ眺めるだけでも楽しかった。

 噂に聞くところによると、代官山というところはセレブな人々が住んでいる所らしい。日本ではめったに見られないようなシックでハイソでエレガントな、素晴らしい街並みがつづいているのだろうか。車窓からしっかりウォッチングしていると、高価そうな犬を連れ歩いているマダムを見た。まるで二階建てのような大きな乳母車を引いている外人さんも見た。おしゃれで瀟洒なお店。ただし街路樹の根元が草ボーボーなのを見ると、さほどでもないような気がしてきたのだった。

 家に帰って財布の中を整理していると、次女が小学一年生のときにくれた肩たたき券が出てきた。こんな小さな紙片はすぐになくしてしまうからと、ずっと何年も財布にいれたままだったのだ。大学へ行ってからは帰省したときに肩を叩いてもらうつもりでいたが、帰ってきてもバタバタとするうちに忘れてしまい、ついに肩をたたいてもらう機会はなかった。

 芝大神宮で頂いてきた「幸福」と書いてあるお札。(宮司さんが、念を入れて祈念してあります、と言っておられた。)このお札と肩たたき券とをセットにして、もう一生このまま持っていようと、また財布に入れたのだった。そして我ながらオバサンみたいでイヤだなと思いながらも、かき集めて持ち帰った落雁を熱いお茶で頂いた時、あぁこれで一件落着だと、ホットしたのでありました。 

 

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