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必見! ドラマ10

 私はこれまでテレビでドラマを見ようとは思わなかった。というのは日々の暮らしで人にまみれ、毎日がドラマのようなドタバタの暮らしをしているので、ドラマを見て人さまのスッタモンダまで鑑賞する気力がないのだ。で、ヨル10時以降は洗濯ものなどたたみながら、豪華客船で世界を旅するような、当たりさわりのない番組を見て、トーン・ダウンするようにしている。

 けれどたまたま予告編をみて これは絶対見なくちゃ!と勢い込んだのがNHKのドラマ(火曜日10時) 林真理子原作の『下流の宴』だった。どんな物語だったかというと。

 福原由美子(黒木 瞳)は自分ちは上流階級に属すると信じている女だ。なぜかというと実家の父は医者だったし、自分の夫は部長なのだ。そこへ息子・翔が結婚したいという女・珠緒を連れてくる。珠緒はフリーターだし、その母親というのは沖縄で飲み屋をやっていて、離婚したり再婚したりしているのだ。そんな下流に属する女と縁組をするわけにはいかない。由美子は、この縁談を粉砕しようとやっきになる。とはいっても、息子の翔じたいが受験の戦列から離れ、マンガ喫茶でバイトをして満足している男で、由美子ママがどう煽っても今更受験勉強などしようとしないのだ。

 さて私はまだ姑になったことがなく、息子が嫁候補を家に連れてきたこともないので、そんな時どういう心理状態になるのか断然興味を持った。自称 家庭問題研究家のわたくしとしては見逃せないテーマだ。

 『下流の宴』の二回目の放映から見始め、残念ながら第一回目を見ていなかったので、娘に電話で問い合わせたところ、たまたま見ていたらしく詳細を教えてもらった。珠緒が、夫になるかもしれない人のうちを初めて訪問するというのに、手ぶらで行ったので由美子は言っていたそうだ。「手土産も持たずに来るなんて。お里が知れるわねっ」・・・これなどこの私も言いそうなセリフなので いとおかし。

 しかしながら由美子が、自分の家は上流階級だと思っていたところへ、夫はリストラされるし、策を弄してシロガネーゼになった娘は子供を連れて出戻ってくるし、息子ときたらマンガ喫茶の店長を任せる、と言われても、そんなカッタルイことはごめんだと、断るほどの不甲斐なさ。いっぽう由美子から軽んじられた珠緒は発奮して医学部入学を果たすという快挙で、上流と下流が逆転の様相をみせてきた。 そこでやっと由美子は悟ったのだった。“人を変えることはできない”と。

 さてその次に始まったドラマは向田邦子原作の『胡桃の部屋』だ。夫に失踪された妻(竹下景子)と、その娘たちの離婚騒動やら不倫が絡み合ってここのうちも大忙しだ。私はまだ夫に出奔されたことはないので、後学のために、これも熱心に見ることにした。いろいろあったのち、別の女と暮らしていた夫は脳梗塞をおこし、意識不明のまま妻のもとに戻ってきたのだった、、、。

 “男こそ なほいとありがたくあやしき心地したるものはあれ いときよげなる人を捨てて にくげなる人を持たるも あやしかし”(男って本当にわけわからないわね。感じのいい美人の女性を捨てて、大して魅力あるとは思えない女性を迎えている人もいるけど、一体どうなってるのかしら)

 これって実は昨日今日のブログではなく、千年前のブログなのだ。清少納言は『枕草紙』でこんなことを言っているが、千年前の人々と我々の感覚はほとんど変わらないのではないかと驚いてしまう。

 それからこんなものもある。“ありがたきもの 舅にほめらるる婿 また姑に思はるる嫁の君”(この世にあまりないものといえば、舅にほめられる婿ですね。それと、姑に可愛がられる嫁ってことかしら。信じられな~い !)

 なぁんだ、千年前と事態は全然変わってないのね!と私はおおいに安堵したのでありましたよ^^

 

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

眠れな〜い!!(>_<)

と、いうことで、やってきました。

もう明け方。

なぎささんも、たまに朝までよく眠れないこともあると言ってたなと、まあ、こんな日もあるかな〜と思ってたところです。


さてさて、下流の宴・・・いかにも、林真理子の作りそうなお話だなあと、私はあんまり、見る気がしませんでした。何故なら、私が、か、下流だから!!!( ̄ロ ̄;)現実を突き付けられる気がして、見てられないのょね!(´∀`)

でも、下流も、いいもんですょ・・・

なんて・・・

楽しみにしてるので、私の眠れない日のお供に、なぎさブログ、急ピッチで執筆、お願いしますね!

投稿: さと | 2011年9月 9日 (金) 03時30分

さと様

執筆!ですか?
あなうれしや、作家になった気分になれそうですわ^^

『下流の宴』には現代社会のどこにでもいそうな
人たちがいっぱいいて、見ていてとても楽しかった
ですよ。

受験のカリスマ、和田秀樹みたいな人も出てまして
もう遠い昔になったけれど、うちにも受験生がいるころは
大変だったなぁ~なんて思いながら見たことでした。

投稿: なぎさ | 2011年9月 9日 (金) 20時45分

あははははは!
大昔から家庭内の泥臭~いゴタゴタはあったんですね。

そういえば兄弟横綱をだしたあの家族は、当時日本一幸せな家庭だと言われてましたが、
内実は両親は不倫してるは兄弟はいがみ合ってるはでガタガタだったんですね。
ほんと他所さんの家庭はわからんもんですわ。

投稿: 便利屋 | 2011年9月10日 (土) 18時13分

便利屋さま

あらそうでしたか~両方不倫だなんて^^
奥さんはしっかり者のようでしたけどね。
美人で、、、。

たまにはドラマもいいものですね。
『下流の宴』では、経済力が落ちるにしたがって
華やかな食卓だったのが、一汁一菜になってたりして
そんなこともおもしろかったですよ^^

投稿: なぎさ | 2011年9月11日 (日) 17時04分

なぎささんと全く同じ、私もドラマ見たことないのが、どうした弾みか、竹下景子を見ました。惹かれる何かあり何曜日にあるかも知らず、今日か明日かと番組を見て、納得でした。また、ドラマはずれに戻りましたが、提案・・なぎさブログ楽しんでいますよ。文学奥さん と 言うか それなりに 物知り好奇心、持ちの 明るい奥さん 楽しみましょうね。イロハ

投稿: | 2011年9月14日 (水) 09時33分

イロハ様

わぁ!ごらんになりましたか?
おもしろかったですよね。

今度は『ラストマネー』ですね。
実は一回目を見そこなったのでがっかり。
火曜日は必見です^^

投稿: なぎさ | 2011年9月17日 (土) 07時19分

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