« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

愛車はタント~♪

 自動車の教習所に通った日々からず~っと私はトヨタの普通車しか乗ったことはなかった。けれど車検を前にしてトヨタにさようならをして、ダイハツのタントに乗ることになった。初めてタントを見たとき私は悪い予感がした。こういうオートマティック車というのは海に落ちた時、助からないんじゃないだろうか。で私はディーラーのおじさんに訊いた。海に落ちた時どうしたらいいんですか?彼は言った。「落ちないようにしてください」

 タントに乗るようになって3か月ほど経ったある暑い日のこと、私はタントの左後ろの席におかあさま(正確にいうと夫の母なのですが)を乗せて、知人の家まで送った。左後ろはスライドするドアだ。いつものように後ろに回ってドアを開けようと降りかけた時、おかあさまは言った。「そのへんのどれかを押したら自動的に開くんじゃないの?」

 私はまだその時、どのボタンを押したらドアが自分で開くのか知らなかった。あいにく老眼鏡も持たなかったので、あてずっぽうでどれかを押した。、、、開かない。ではともう一つ押した。、、、開かない。ではではといつものように後ろに回って開けようとしたら、開かない。それで右後ろのドアからはいって内側から左後ろのドアを開けようとしたら、、、、開かない。ヘンね~?

 で、右後ろの席から運転席へ身を乗り出してまたいろいろさわった。さぁどうだ!するとあろうことか、左後ろのドアが開かないばかりか、右後ろのドアまでがっちりと閉まって開かなくなってしまったのだ。その頃にはもう汗ボーボー。

 それでは運転席のドアはどうかなと開けてみたら、、、あーよかった、開いた。やれやれと運転席の背もたれをヨイショと倒してその上から這い出してやっとのことで脱出できた。

 けれどそんな荒技をおかあさまにさせるわけにはいかない。というのは母上は上半身は全然遜色ないが、下半身はポンコツ、もとい少々不具合であらせられるのだ。ハイハイして外に出れるような身体ではないのだ。どうしよう困ったなぁ~~。

 よし!もう一回とばかり、またいろいろさわって、さぁどうだ!と右後ろのドアをバンと開けたら、、、開きました~~!それでやっと右後ろのドアから出てもらうことができたのだった。

 だから私はこういう車って苦手なのよね。かの大震災でもオール電化された家ではがっちり施錠されていて、停電のとき締め出された人も多かったと聞いた。思うになんでも原始的なのがいいんじゃないかしら。というので私はストーブでもマッチで火をつけるのが一番好きなのだ。コンセントに差し込むタイプって非常時にはまるでお役にたたないではないか。

 とはいうものの、タントがご主人さまが近づくとジャンと開錠してくれて、立ち去ればまたジャンと施錠してくれたりすると、おお!ゆいヤツじゃ、とかわゆくなってくるのもたしかだ。問題はちゃんとマニュアルを読みこなさないといけないということなのだろうけれど、これがまたおばさんはめんどうで、“余計なものにはさわらない”をポリシーにして読まずにすごしているズボラさだ。おかあさまもあれ以来、どれか押してみたら?などとは一切言わなくなったのけれど、よほど懲りたのかしらね^^

| | コメント (4) | トラックバック (0)

必見! ドラマ10

 私はこれまでテレビでドラマを見ようとは思わなかった。というのは日々の暮らしで人にまみれ、毎日がドラマのようなドタバタの暮らしをしているので、ドラマを見て人さまのスッタモンダまで鑑賞する気力がないのだ。で、ヨル10時以降は洗濯ものなどたたみながら、豪華客船で世界を旅するような、当たりさわりのない番組を見て、トーン・ダウンするようにしている。

 けれどたまたま予告編をみて これは絶対見なくちゃ!と勢い込んだのがNHKのドラマ(火曜日10時) 林真理子原作の『下流の宴』だった。どんな物語だったかというと。

 福原由美子(黒木 瞳)は自分ちは上流階級に属すると信じている女だ。なぜかというと実家の父は医者だったし、自分の夫は部長なのだ。そこへ息子・翔が結婚したいという女・珠緒を連れてくる。珠緒はフリーターだし、その母親というのは沖縄で飲み屋をやっていて、離婚したり再婚したりしているのだ。そんな下流に属する女と縁組をするわけにはいかない。由美子は、この縁談を粉砕しようとやっきになる。とはいっても、息子の翔じたいが受験の戦列から離れ、マンガ喫茶でバイトをして満足している男で、由美子ママがどう煽っても今更受験勉強などしようとしないのだ。

 さて私はまだ姑になったことがなく、息子が嫁候補を家に連れてきたこともないので、そんな時どういう心理状態になるのか断然興味を持った。自称 家庭問題研究家のわたくしとしては見逃せないテーマだ。

 『下流の宴』の二回目の放映から見始め、残念ながら第一回目を見ていなかったので、娘に電話で問い合わせたところ、たまたま見ていたらしく詳細を教えてもらった。珠緒が、夫になるかもしれない人のうちを初めて訪問するというのに、手ぶらで行ったので由美子は言っていたそうだ。「手土産も持たずに来るなんて。お里が知れるわねっ」・・・これなどこの私も言いそうなセリフなので いとおかし。

 しかしながら由美子が、自分の家は上流階級だと思っていたところへ、夫はリストラされるし、策を弄してシロガネーゼになった娘は子供を連れて出戻ってくるし、息子ときたらマンガ喫茶の店長を任せる、と言われても、そんなカッタルイことはごめんだと、断るほどの不甲斐なさ。いっぽう由美子から軽んじられた珠緒は発奮して医学部入学を果たすという快挙で、上流と下流が逆転の様相をみせてきた。 そこでやっと由美子は悟ったのだった。“人を変えることはできない”と。

 さてその次に始まったドラマは向田邦子原作の『胡桃の部屋』だ。夫に失踪された妻(竹下景子)と、その娘たちの離婚騒動やら不倫が絡み合ってここのうちも大忙しだ。私はまだ夫に出奔されたことはないので、後学のために、これも熱心に見ることにした。いろいろあったのち、別の女と暮らしていた夫は脳梗塞をおこし、意識不明のまま妻のもとに戻ってきたのだった、、、。

 “男こそ なほいとありがたくあやしき心地したるものはあれ いときよげなる人を捨てて にくげなる人を持たるも あやしかし”(男って本当にわけわからないわね。感じのいい美人の女性を捨てて、大して魅力あるとは思えない女性を迎えている人もいるけど、一体どうなってるのかしら)

 これって実は昨日今日のブログではなく、千年前のブログなのだ。清少納言は『枕草紙』でこんなことを言っているが、千年前の人々と我々の感覚はほとんど変わらないのではないかと驚いてしまう。

 それからこんなものもある。“ありがたきもの 舅にほめらるる婿 また姑に思はるる嫁の君”(この世にあまりないものといえば、舅にほめられる婿ですね。それと、姑に可愛がられる嫁ってことかしら。信じられな~い !)

 なぁんだ、千年前と事態は全然変わってないのね!と私はおおいに安堵したのでありましたよ^^

 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »