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これはなんと美しい花でしょう!

Y_011 三年前の今日は忘れがたい日である。ちょうどお昼ころだったか、姉が危篤になり、ドクターから覚悟をしておいてくださいと告げられた、と連絡がはいったのだった。

大急ぎで高速船に乗り込むも、涙がボーボーと流れるのをどうしようもなかった。けれども今では姉はすっかり元気になり、この世にいてくれるのはほんとうに有難いことである。

生死の境をさまよったあの頃から一年くらいたったある日のこと、姉はこんな話をしてくれた。

手術のあいだじゅう、姉は一面、紫色の花が咲き乱れる花畑の上を浮遊していたそうである。その中でも特に大きく美しい花を見つけ、姉はもっとしげしげと見てみよう、とその花に近寄った。その時ぱっとなにもかも消え去ったのだそうだ。その紫色というのは、えもいわれぬ気高い色であって、あれからずっとその紫色を探しているけれど未だみつからず、あれはこの世にある色ではないのかもしれない、と言っていた。

それからこんな話もしていた。オペのあと自室に戻されて一人でベッドに寝ていると、コンコンとドアをノックする音がした。姉は「おとうさん?」(姉の夫のことですね)と言いながらベッドの右方を見た。すると誰もいないので左方を見た。するとそこにはずらりと6人の人が同じ服を着て並んでいたというのである。

えーっ、そんなことってあるのぉー?ねぇねぇ、その人たちねー、背の高低とかあった?どんな服?男女の割合は?なにかしゃべった?どんなふうにして部屋を出て行ったの?訊きたいことはてんこ盛りにあった。

ところが姉は「あなた なにもかもブログに書くでしょ?いやぁよ」と言ってプイとあっちを向いてしまったのだ。残念!きっと好奇心丸出しで身を乗り出したものだから引いてしまったのかもしれない。

その姉という人は、ブログなんかで世間さまにいろいろ発表するなんて、よおくそんな気になるわねー、という人なんである。ところがほかの兄や姉は面白がって読んでいるらしいのだから、人って、ま、いろいろですね。

このたびは姉夫婦が全然パソコンをいじらない人たちなので、こういう記事を書いたのだけれど、そういう訳だから、甥っ子や姪っ子の良い子のみんなは、この記事のこと、あのSおばさまにはオフレコにしといてくださいね。そのうちおばさまのご機嫌のよいときに、根掘り葉掘り、くだんの六人の使者?のこと、聞き出そうと思ってますからねー。

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