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怨憎会苦 会いたくないひとに会わねばならぬ苦しみ

013 つい最近まで私はお釈迦様の教えの“四苦八苦”は全部で12この苦があるのかと思っていたが、実際は8こ、なのだそうである。まず生老病死といわれる四苦、それからこれは精神的な悩みであろうか、あと4つの苦しみをお釈迦様は計上されたのだそうだ。

私はそのなかに“会いたくない人に会わねばならぬ苦しみ”がある、と知ったとき、いっぺんにお釈迦様に親愛と尊敬の念を抱いたのであった。お釈迦様が悟りすました、はるかかなたの雲の上の方ではなく、我々と同じようにつまらぬことで泣いたり笑ったり、腹を立てたりかんしゃくを起こしたりする生身の人間であったのだ、という認識を得たからである。

さて私はこの世に「できることなら会いたくない」と思ってしまう苦手な人(女性なのだが)がいる。その人に会わねばならぬと思うと、2~3日前からアタマの働きが鈍くなり、体も固まってくるような気がしてくる。そのうち息絶えだえになり瀕死の白鳥?状態になるので、わが夫などは「あの人はなぎさの天敵だねー」と言って笑うが(笑うな!)なんと言われようとどうしようもない。

お釈迦様も「アイツにだけは会いたくないものよ、会わずにすむ手立てがないものか」と煩悶されたのだろうか。人並みに苦しまれたのであろうなー。これは自分で味わってはじめてわかる感情であって、頭で考えて「人間にはこういう苦しみがあります」と言えるようなものではないと私は思うのだ。

私の‘天敵’から、とって食われる訳じゃなし、切り裂かれるわけでもないのに、ひたすら怖いのはどういうことなのだろう、、、と鈍いアタマで考えてもわからず、、でもやっとわかったことがある。それはその人の発する言葉が怖いのだなーということがだんだんとわかってきたのである。

言葉…あなおそろしや、言葉は人の心を生かしもするし殺しもする。「なぎささんてワタシの天敵なのよー」と陰でひそかに言っている人がいるかもしれない。はじめに言葉ありき、という。言葉には言霊(ことだま)がこもるのだそうだ。言葉使いには注意しようっと!と自戒しながらついつい後悔のほぞをかむようなことを言ってしまうのだよねー困ったもんだ。

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言葉って」カテゴリの記事

コメント

言葉は威力ありますね。人間生きていれば色々あるさと人は言うけど、言葉は、怖い。体全体が、がたがた残念ながら私も分かる。殺される訳でもないのにさ!鰯の泳ぐ水槽に鮫を放つと緊張感から鰯は、長生きするそうよ。でも食われないことに慣れ又、別の手段を人間が考える。精神的回転を鰯に負けた。人間の言葉は、神経緩めて知らんふりとわならんもんね。今日お釈迦様の話ありがとう。なぎささん私もお釈迦様と、心のお友達・・良かった。ターサ  ”ご無沙汰してました。

投稿: | 2008年3月14日 (金) 08時39分

いいお話を知りました。

誰にでもあることなんですね~、苦手な人。

たぶん、私を苦手だと思っている人もいるんでしょう。
私が相手にビクビクの心を気付かれないようにしている・・・それと同じように私の顔色を見ながら話してる人が・・・。

誰にもあること、お釈迦様にさえあること、そう思うと少しは気楽かな。

投稿: ば~ば | 2008年3月14日 (金) 09時55分

おひさしぶりですねーターサさま!

会いたくないから、会わない、ですむのなら苦しくないのですが、浮世の義理やらハリで、どうしても会わずにはいられないから、、、苦しいのですよねー。

ではどのように考えたらいいのか、ということをお釈迦様はどう教えていらしゃるのでしょうね?

ストレスが人を育てる、という話を聞いたことがあります。鰯と鮫の関係もそうなのですね。ストレスも多少はあったほうがいいのかも知れませんね。

投稿: なぎさ | 2008年3月14日 (金) 23時07分

ばーば様

苦手な人、いろいろありますー。でもおかしいことに、会ってしまえばそれほどでもないのですよね。

私は会うまでがとてーも苦しいのです。ヘンねー、と言えばそれまでなのですが、自分でその気持ちをなかなかコントロールできないのがこれまた不思議。

そんなこんなしながら月日はたっていき「やれやれ、何を思い煩っていたんだろ」という日がくるのでしょうか?

投稿: なぎさ | 2008年3月14日 (金) 23時15分

そりゃいったいどんなこと言われたんですかね?
世の中にはきついこと平気で言う人がいますから怖いですね。
そういう人に限って立場が上の人には媚びちゃったりして・・・。
たぶん防衛本能が強い弱虫さんだと思いますよ。
無意識に言葉で武装してるんでしょう。
中身が弱い人だと思えば少しは気が楽にならないでしょうか?

投稿: 便利屋 | 2008年3月16日 (日) 15時38分

便利やさま

なるほど~!中身が弱い人だと思えばいいのですねー♪
そういえば亡き母が「稔るほど、こうべを垂れる稲穂かな」とよく言っておりました。

中身が充実してれば頭を下げておりますが、からっぽだと突っ立っていますね。吹けば飛ぶよなモミガラだー、、、と思うことにいたしましょ^^

投稿: なぎさ | 2008年3月16日 (日) 23時21分

肌が合う、合わない、全人格的なものだね。
その人の存在そのものがストレスになる、
会社でのストレスによる鬱病、不出社の原因は、肌の合わない上司と毎日、毎時、顔をあわせなければならないことから来るストレスが原因が多い。
会いたくない人に会わねばならない苦しみ、、会社の上司がその人なんだから、毎日の苦しみ、ストレスたるや想像できるでしょう。
会社では部下と上司は選べない、、あてがいぶちで成果を上げろ、、なんていいますが、合わない上司にあてがわれた部下は可哀想なものです。
まあ、2~3年、、じ~と冬眠して、上司が転勤するか、自分が配転になるかを、忍の一字で耐えるしか無いのであります。
自分と肌の合わない部下も同じだから、おあいこ様なんだけど、、、
今は毎日顔あわすのは妻のみ、、会社のほうが楽だったかな~

投稿: ナベショー | 2008年3月17日 (月) 08時52分

ナベショーさま

ふむふむ、サラリーマン人生を首尾よくまっとうするのも、なかなか大変なもののようですね!

会社ばかりでなく、うちの中でだってターイヘンですよねー。
夫婦が円満に暮らすコツはと申しますと、「いつも一緒にいないこと」だそうですから

「あーイソガシイソガシ」と言って畑やらお茶の手入れだとか、仕事を見つけてお出かけするのがよろしいようですね^^

投稿: なぎさ | 2008年3月18日 (火) 15時56分

自分に自信がないころは、苦手な人と思っていたかも。
いろいろ経験してきたせいか、あんまり気にならなくなってきたような。

でも、ないと言えば嘘になる。

言葉には注意しなきゃといつも思います。
こっちがマイナスなイメージを抱いていると、伝わりますから。

投稿: frusic | 2008年3月19日 (水) 18時14分

夫婦それぞれが「アア、イソガシイイソガシイ」と仕事を見つけて出歩けば、それだけ一緒にいる時間は少なくなります故、平安が保てます。
しかし、畑やお茶の手入れだとか、、、どこかの誰かと似てるね~

投稿: ナベショー | 2008年3月19日 (水) 23時35分

frusicさま

そうそう!そうなんですよね、自分に自信がないから
おびえてしまうのですよねー。まるでヘビから睨まれたカエルみたいなもんです。

ただし、人間は対等じゃないとどうしてもガマンするしかない時がありますからねー。

やはり以心伝心、たいていのことは伝わってしまうと思います。

投稿: なぎさ | 2008年3月20日 (木) 12時29分

ナベショーさま

カラダは忙しそうにして、クチは(心を込めないでいいそうですよ)口先だけでほめまくり、

家の中が平和に運ぶように言いたいことも言わずして、忍の一字でつとめていたら、、、

あらら、もうすぐ大台にのりますわぁ~~!

投稿: なぎさ | 2008年3月20日 (木) 12時40分

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