« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »

こんな名前でどうかしら

010 この間カラオケに行ったとき、さ、なにか歌って!と言われても自分が何を歌えるのかわからないでいたのだが、ふと思い出して中島みゆきの“あの娘(こ)”を歌った。並み居る人々がえ?なんであなたがこんな歌?という顔をしていたけれど、わたくし実はずーっとみゆきちゃんの歌好きだったのよね。

歌詞の一部はこんなふう。

‘ゆう子 あい子 りょう子 けい子 まち子 かずみ ひろ子 まゆみ

似たような名前はいくらもあるけど私じゃ駄目ネ’

さてここには‘子’のついた子はいくらもあるけど、先日小学校入学者の名簿を見せてもらったら、女の子で‘子’のついた子は22名中わずかに一名だった。あとは宝塚のスター級の輝かしい名前ばかり。

男の子では流星クンとか宇宙(そら)クン、陸クンが二名もいるのはテレビドラマのヒーローかなんかの名前かな。すでに保護者の名前からして現代の若者の名前なのであった。

先日あるうちを訪ねて行くのに、似たような家ばかりだったので付近の2,3軒の表札を見た。すると一家四人のうち多分子供の名前だと思うけれど“青空”“星空”とあった。ふ~む、実に悠久な名前だな~。この子たちは一体何歳くらいなのだろう。両親はどんな人達なのだろう、と思いをめぐらした。

そうしているうちに、そのうちの主婦らしき人が家の中から出て来た。色白でぽっちゃりしていてフリフリのエプロンをしていた。あー、青空ちゃんと星空ちゃんのおかあさんなのねー。

母性に満ちみちて勇気もありそうなこの女の人についついみとれてしまったわたくしでした。

| | コメント (16) | トラックバック (0)

ああ、これで私が生きられる!

006 友達の友達のKさんはずーっと離婚願望があったのだが、なかなか踏み切れないでいた。Kさんの夫という人は、大酒のみで金遣いが荒く、ひねもすパチンコはするし、短気者で何もかも放り投げるしで、Kさんにとっては居てくれない方がいい夫だったのであった。(しかしkさんもなかなか負けてはいない人で、夫が一口言えば十口くらい返す人だったから、どっちもどっちではあったのだけれど)

さてkさんは子供達の結婚式の時、両親が揃っていないと、子供達が可哀相だというので、それまでは我慢していたのだが、さぁ!これからいよいよ離婚だと張り切った頃になって、夫は急な病気で不帰の人になったのだった。

私はそれからしばらくしてKさんが「やっぱりどんな夫でも、いないよりいた方がいいよねー」と述懐した、という話を聞いた。それで私もどんなお粗末な夫でも死別してみれば評価は変わるのであるなーという考えに傾いていたのだった。けれども「三岸好太郎と節子・その結婚生活について」という論文を雑誌で読んだらまた考えは変わってしまった。

画家同士の結婚生活は波乱に満ちたものだったそうである。好太郎は夫としては最悪で“典型的なうそつきで女たらし”であり、まるで経済観念というものがなく、三人の子供がありながら外泊を繰り返し、家庭を省みないのであった。

ある時夫は、自らある女性との恋を告白し「一週間だけ彼女と暮らしてやりたい」といって出て行ったそうである。それから待てど暮らせど帰って来ないものだから、妻は三人の子供を引き連れ二人の住む家に乗り込み、強引に夫を連れ戻したこともあったそうである。 (この私だったらそういう局面ではどうするだろうか?お金さえ沢山渡してくれればいいから、好きなようにして!と言ってしまいそうだなぁ~^^)

ところが夫は若干31歳で急逝してしまい、節子は未亡人となった。夫の死後、元気になる妻がいるが、節子もそうであった。「ああ、これで私が生きられる!」と切実に思った、というのである。問題児であった夫から解放され、絵に十分エネルギーを注げるようになった。そして子供を育てながらたくましく生きていき、ついに第一人者となり、文化功労者にもなったのであった。

そんなわけで、伴侶が死んだら、死んでくれて有難う、と感謝されることもあるのですね。

しかし実のところでは節子は夫の業績を高く評価し、また妻である自分に人生というものを教えてくれたのは莫大な遺産であったと語ったそうである。そしてまた「私はこの良人によって芸術というものを知った」と言って心中深く感謝していたそうである。よかったよかった。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

これが至福というもの

Botann_013 若い頃は草取りなど苦痛でしかなかったけれども、今では草取り大好き人間になってしまった。草取りなどは永遠に機械化できないのではないだろうか、と思っているのだけれど、一本一本の小さな草を識別しながら引いていくのは、どうしても人間の目と手を必要とするのであるから機械にお任せなどできないのである。

草取りが苦痛でなくなったのは一つには草取りのプロからいろいろ学んだからではないかと思う。私がプロだとみなして尊敬たてまつっているMさんは長い間、野や山に出て草刈や草取りを専門にしてきた人であるから、なんといっても詳しい。

Mさんから教わったことで一番大切なことは草取りをする時のその服装についてである。スキーをする時にはスキーウェアを着るように、登山をする時にはそれなりの服装をするように、草取りをする時にはきちんとした草取りウェアを装着しなくてはならぬ。なぜならば自然界にはいろいろと危険が満ちみちているからである。おソトには蜂もいるし茂みの中にはヘビもいるかもしれない。柚子の木の下にはトゲが落ちていることもある。犬のウン○を掴むことだってあるかもしれない。お天気だっていつ急変するかもしれないのだ。それらからわが身を守るためには、それなりの防御服が必要となってくるのである。

私はMさんの出で立ちを観察し、まねをすることでだんだんとそれらしい服装をするようになってきたので、今では押しも押されぬ草取りおばさんの風采になってきた。

Mさんは必ず一番上にはビニール製のヤッケを着ている。そしてちょっとした用事で家の中に入る時などは家の外で脱いでしまって、汚れを家の中に持ち込まないようにしている。またヤッケだと洗うのも簡単だから、膝をついたりお尻をつけて座り込んだりしながらラク~な姿勢で作業をすることができる。

ある時私は、長靴(冬だろうが夏だろうがいつも長靴をはくように指導された)を脱ぐ時に中からパラパラと砂やら泥やら出てきて困るのよねー、と言ったことがある。

するとMさんは言った。まずジャージーのような、下にはいてるズボンを長靴の中にたくし込み、上からはいてるヤッケの裾はわざと長靴の上にパラリと出しておくといいのだ、と言ったものである。へぇ~、そうなんだ。目からうろこ。簡単なことだけれど、これは訊かねばわからなかったことである。まさにコロンブスのたまごであった。それ以来、長靴の中にはいるゴミからは解放された。

家の近くには銀行の社宅、教員住宅、医師住宅などあるけれど、奥様がたは草取りが苦手らしく、家の周りを草ボーボーにしているうちも多い。私は思うのだが、奥様がたは草取りの仕方や、使う道具や服装について、学んだことがないのではないだろうか。学んでしまえば草取りは実はとっても楽しいものなのである。

いろいろとモノ想いながら、あるいは誰かとおしゃべりしながらの草取りはとても楽しい。この頃だとウグイスがホーホケキョと(今年のウグイスはとてもお上手!)さえずるのを聞きながら草取りに励む時、幸せだな~、これが至福と言わずになんと言おうか、、、と草取りおばさんは思うのでした。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

そこまでしていただかなくても

Kamomiru_001 長崎では県会議員の選挙があって、昨日までは何かと騒々しかった。次から次と選挙カーはやってきて連呼していくのでとてもにぎやかだった。

そんなある日、二階の窓から今度は誰かな~、とちょっとだけ外を見たら、選挙カーに乗ってる運動員の方々がこちらを見て盛大に手を振ってくれるのだった。家から道路まで50メートルくらいあるだろうか。それで私もお立ち台の皇后陛下みたいに片手で少しだけ手を振った。「もう少しですからがんばってくださいねー」言葉に出すとしたらこれくらいの軽いノリだったつもりである。

車はやがて去り行くはずだったのに……なんということか、ドアをガバッと開けて候補者が我が家めがけて走ってくるではないか!

きゃー!そこまでしてくれなくていいのに、と思いながら私もドタドタと階段を駆け下り玄関へ急いだ。そしてこの前見たときより日焼けしてたくましくなった候補者のおじさまと固い握手をかわしたのであった。恐らくリスト上ではなぎさの名前の上には、《確実》の二重丸◎が付けられたことであろう。

さてそれ以来、選挙カーが近づいてくると、外にいる時は急いで家の中へ引っ込み、窓際にいるときはカーテンの後ろに隠れることにした。また走って来て頂くわけにはいかないのである。いくら気前がいいといっても、票はたったの一票しかないのですからねー。今、開票が進んでいる頃だと思うけれど、ちょっとばかり気になってるところなんですよ(^^)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

こんな目覚まし時計があったなら

005 (←10個250円の球根でも遜色なく咲きました!)

目覚まし時計の新製品の紹介を新聞で読んだ。これなら絶対に目が覚めるというすぐれものだ。これには「フライイングアラームクロック」という名前がついていて、その名の通り空飛ぶ目覚まし時計である。と言うより上についたプロペラが飛んでいくのだそうである。

仕組みはこうである。アラームをセットした時間になると、かなり気になる「緊急サイレン」音とともにプロペラが回転しながら上空に飛んでいく。そしてここからがこの目覚ましの面目躍如である。飛んでいったプロペラを探し出してまた元のようにセットしないことには、どうやってもサイレンは止まらない。いっそ電池を抜いて止めようとしてもそこは強力なネジで固定されていて、なにがなんでもプロペラを探し出さないことにはサイレンは止まらないのである。

かくしてあったか~い寝床から否応なく引きずり出され、プロペラを探し出してセットしたりしてるうちにすっかり目が覚めるという段取りである。

これはいいな~、これなら確実に目覚めることであろう。うちにはもう学校へ出かける子供など誰もいないのだから朝からバタバタしなくてもいいのだが、ヨメたる者がのんびりと朝寝を楽しむわけにはイカンのである。自分用と学生のムスメの分をさっそく注文することにしよう。

というのはムスメが時々「六時に起こしてー」とか携帯にメールを寄こすのだが、忘れないつもりでいてもつい忘れたり、そのメールが入ってくるのが大分遅かったりしてお役にたたない時もあるのである。この空飛ぶ時計ならかっくじつにムスメを起こしてくれるだろう……(アハ、あたふたとプロペラを探し回ってる姿が目に浮かぶねぇ~)

ネットで注文するつもりだったけれど一夜明けたら気が変わってしまった。夢見心地でいるところにヘンなサイレン音がとどろき渡ったら、さぞ心の臓に悪いことだろう。それに田舎の一軒家とはいえ、近くには社宅だってあるのだ。サイレンが鳴り止まなかったら人々の安眠を妨害してしまうことになるだろう。

というわけでムスメには新聞の切り抜きを送ることにした。買うか買わないか自分で決めてねー。是非買いたいっ!という人はマリン商事・058・247・6977へお電話を。お値段は5229円也、ネットでも購入できますが、心臓に悪いと思われるかたはもっと違うタイプを探した方がよろしいんじゃないでしょうか(^^♪

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2007年3月 | トップページ | 2007年5月 »