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女性は全生涯が結婚適齢期

_048 『おはん』を図書館に借りにいったら、「こんな本もありますよ」と言って、司書の方が宇野千代関連の本を数冊だしてくれた。これらを読むと、宇野千代のだいたいの生涯のあらましはわかった。

千代さんは98歳まで生きたのであるが、4度の結婚と4度の離婚をして、なおかつ2度の倒産をしてもめげることなく、雄々しく人生を生き抜いた人である。『私の幸福論』」を読めば、千代さんがいかに真摯に幸福を追い求めたか、どのように考えたら幸せになれるのかと考え抜いたのがわかろうというものである。。

千代さんによれば、「私は幸福、今も昔もこれからも」、、、これを呪文の如くに唱え、幸せだな~、と自分に言い聞かせればおのずと幸せになっていくのだそうである。またオトコが去って行く時も、1日くらいは泣いてもいいが、翌日にはきれいにお化粧して、一番良い着物を着て街へでていくように、寸時も別離の悲しみなどに浸っていてはいけない、との教えなのである。

千代さんはいうのだが真の才能の花咲く時期は60才を過ぎてからではないかと、、、。60才までは言ってみれば人生が騒々しいのである。体も心も騒がしい60才までは人生の修行をする時代であって、人生の本番を迎えるのは60才からなのであると。千代さんの代表作といわれるものは、すべて60才になってからの作品だそうである。

このあいだ私は「くたびれたぁ~」といってゴロンと転がっていた。自分でもまるで里へ下りてきた山姥(やまんば)の如しとは思っていたのだが、、、。

その時通りがかったオットが「コレコレ、結婚適齢期だろ!」と一声かけた。千代さんが「女性は全生涯が結婚適齢期ですから、いつでも身ぎれいにして、ゆめゆめ、年だからもういいやなどとあきらめてはいけない」と言っているのを私はオットに話したことがあったのである。

そうだよ、こんなふうにいぎたなく寝転んでいてはいけないよ。いつでもお声がかかるように寸暇を惜しんで女を磨いておかねば、、、。と起き上がろうかとしたけれど、やっぱりやめた。

たとえ「なぎささんをお嫁に貰いたい」という候補者が現れたとしても、、、。私は多分インタビューしまくることだろう。「あのォ、年金は年額いかほどで?」とか 「親御様の介護問題は?」 とか 「うるさいムスコやムスメの存在は?」 とか聞き出そうとする。そしてきっと言われるだろうね、「あなたのような心根の悪い嫁さんは要りません!」と。

「私ってね、死なないような気がするんですよ。」と千代さんは口癖のように言っていたそうである。永遠に死なないとは信じ難いことだけれど、そんな気がするものだから、毎日机の前に座り、もっといい作品を書こうと努力した千代さんは偉いな~、と思うのである。『私の幸福論』は95才のときの作品だけれど、そのお歳にして原稿料をゲットできるなんて、やはりたいしたものではないか、と思ったものである。

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あゝ夫婦」カテゴリの記事

コメント

そうねぇ、生涯“恋愛適齢期”の話なら、私も仲間入りします。
が・・・“結婚適齢期”・・・ン~ン、好きになっても、一緒に暮らすとなるとね・・・いまさら男の下着を洗いたくはないしね。
ほんの一時甘い生活が、一転して介護になることもあるでしょ。
高齢でも、何時どんなにいい男と出会うかと、お洒落していたいとは思うのよ。結婚は二度としないでしょうが、恋愛は死ぬまで・・・片想いが殆どでしょうが。

投稿: ばら色婆ァバ | 2006年11月 8日 (水) 09時28分

ばーばさま

恋愛適齢期か、なるほど私もそっちの組にはいりまーす。
もうご飯炊きもさんざんしたし、洗濯もしたし、雑事は卒業したいものですね。

いつどんないいオトコと出会うか、楽しみにしてましょ^^

投稿: なぎさ | 2006年11月 8日 (水) 10時07分

>たとえ「なぎささんをお嫁に貰いたい」という候補者が現れたとしても、、、。私は多分インタビューしまくることだろう。

思わず笑ってしまいました^^
いや~現実は厳しいですね!(笑)

投稿: つばき | 2006年11月 8日 (水) 21時14分

なぎささま
好きな人、愛する人と、私の作る真心こもった料理を一緒に食べて欲しい、、、って思わないんかね~

投稿: ナベショー | 2006年11月 8日 (水) 22時44分

つばきさま

そんなことばっかり考えているので、今時は結婚しない人が増えているのかもしれませんね、、、?

投稿: なぎさ | 2006年11月 9日 (木) 13時09分

ロマンティストのナベショーさまへ

女共の勝手な言い草に幻滅していらっしゃることと思いますが、、、。

夢見る乙女の頃は、愛する人とおいしいものを、、、などと思ったかもしれませんが、押しも押されぬおばさんになってしまうと、見解はかなーりかわってきますね!

投稿: なぎさ | 2006年11月 9日 (木) 13時14分

いくつになっても、一人になっても、、、
お茶飲み友達と
「今朝は少し寒いね~ 暖かい美味しいお茶でも淹れようか、、!」
「あら、、嬉しいわ  」
てなのはいかがでしょうか?
まあ、、どうなっても料理の腕だけは鈍らないように磨いておこう

投稿: ナベショー | 2006年11月 9日 (木) 22時12分

ナベショーさま

寒いね、と言えば

寒いねと、答える人の

いるあたたかさ
             俵 万智

そうですね、誰かと美味しいお茶を飲む、、、これは至福というものですね。寒くなってくるとなおさら、ですね。

投稿: なぎさ | 2006年11月10日 (金) 08時46分

素敵な方ですね
人生60歳からですか・・・
どおりで今までちっとも華が開かなかったわけだ(汗

投稿: 便利屋 | 2006年11月11日 (土) 17時33分

便利屋さま

これから豪勢な花が咲くかもしれませんから、お楽しみに!!

投稿: なぎさ | 2006年11月12日 (日) 20時08分

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