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小百合さんと‘おはん’

Photo 私はいつから、といえないくらいずっと前から、吉永小百合さんファンである。机の前にはにっこり笑った小百合さんのポートレートを貼っていて、勉強する代わりに、飽きず眺めていたものである。

数年前、本屋さんの店頭で小百合さんの写真集を見たときには、一瞬買おうか、と思ったのだが、お値段を見て、、、やめた。

けれどその時、その写真集をパラパラと見て思ったのだが、小百合さんて、どうがんばっても、お色気タップリという訳にはいかないなー、という感想をもったのだった。

小百合さんは私からみれば、いよッ、大和なでしこ!日本の良妻賢母!という感じなのだ。(もっとも小百合さんは母にはならなかったが) だから小百合さんに、さぁ、芸者さんの役、今度は娼婦(!)の役をおやんなさい、といってもそれは所詮無理な話なのである。

さてその私の大好きな小百合さんが、宇野千代著『おはん』のヒロイン‘おはん’を演じた、とさるところで読んだので、『おはん』」ってどういう物語なのか興味を持って早速読んでみた。

『おはん』は 「よう訊いてくださりました。私はもと、川原町の加納屋と申す紺屋の倅でございます…」で始まる書き出しの、今では芸者屋のおかみ(おかよ)に養われ、別れた女房とは忍び逢う頼りない男と、その女房(おはん)の三角関係を描いた小説である。

‘おはん’は夫に去られたあと、一人息子とともに実家に身を寄せていたが、ある橋のたもとで夫に再会して以来、夫のもとへコソコソと人目を忍んで逢いにいくようになる。そしてそのことが大きな悲劇を生むことになるのだが、、、。

私たちはふつう、小説を読めば、作者が語る言葉を手がかりに自分だけの明確なキャラクター像を形成する、と思う。しかしそれが映画になったりすれば、演じた役者とのイメージがどうしてもズレてしまうのではないだろうか。

小百合さんみたいな、しっかり者でソツがなく、優等生にして賢婦人、というイメージの人が、おはん のようないわば、かすかな風にもそよいでしまうような、はかなげな女を演じることができるのだろうか。(小百合さんは演技がへたで、と言ってるわけではないのですヨ)

映画では、おはんはいつも青い系統の縞の着物、おかよは、紅い色の大柄の着物を着ているそうである。小説と映画ではずいぶんと雰囲気がちがったものになっていると思うけれど、それはそれとして楽しめばよいのである。小百合さんの‘おはん’を早く見てみたいな~。私はなんといっても年季の入った小百合さんファンなのである。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

「おはん」は、私も読みました。
いま、TVドラマの“ダメンズ(駄目男)ウォーカー”が話題ですが、おはんの亭主(ダメンズの原型)のような男は、古今東西なぜかモテルようですね。
私は、自分が“駄目ウーマン”なので、頼りがいの無い男は避けてきましたが、駄目メンは母性をくすぐり、「私が居てあげないと・・・」と思わせるのかしら。
でも、小百合様に三角関係は似合いませんね。他の女がいれば、スッと身を引いて、しっかり暮らしていく女でしょ。

投稿: ばら色婆ァバ | 2006年10月14日 (土) 08時46分

あの凛とした佇まい・・・
素敵ですよね~
彼女は今でもガンガン水泳で鍛えているそうで
普段からの意識も常人とは違うんでしょうか

投稿: 便利屋 | 2006年10月14日 (土) 19時16分

ばーば様
ダメンンズウォーカーですか?

初耳!

なにしろうちは5ッしかチャンネルありませんので、時流についていけないのですね~。

今度、銀行に行った時、週刊誌をバッチリ読んで、駄目メンについて研究してきましょう!

投稿: なぎさ | 2006年10月14日 (土) 22時44分

便利屋さま

常人とは違うですって?(笑)
そう言われれば、常人ではないかもしれませんね~。

ワタクシ、子供はとっても可愛いと思いますけれど、ワタクシ達夫婦には子供はいらない、と結論をだしましたの、、、。

と彼女が美しい顔を傾けてインタビュウに答えているのを見た時、なんだか別の世界の人のように思えました。

けれど小百合さんに見初められただんなさんは、ほんとうにシアワセなんでしょうか?

投稿: なぎさ | 2006年10月14日 (土) 22時59分

ナベショーが留守の間に小百合さん談義になってましたか!
小百合さんはほとんど同じ年頃だね~
彼女が未だ若くてデビューした頃より、だんだん年を重ねて彼女らしきかよわき、ひっそいとした役柄がぴったりになってきた。
でも、相手役は渡 哲也でないとだめなんですね~
弟の渡瀬恒彦でも前田 吟や塩見三省でもしゃくだけれどぴったりこない。
なぎさ様、渡 哲也 以外に彼女にあう俳優がいたら教えてください。

投稿: ナベショー | 2006年10月15日 (日) 21時45分

ナベショーさま
 
お帰りなさいませー 長浜で山内一豊展をやっていたのですね。
興味あります! そういえば小百合さんは千代みたいな聡明な女性をやったらピッタリでしょうね。

小百合さんは全然、かよわくなんかありませんよ!
自分の意思でマイウェイを行く人だと思っています。

寅さんでも前田 吟でも小百合さんはお似合いだと思います、ご本人も‘じゃがいも’みたいな人が好きだ、と言っていましたから、、、。癒し系が好きなんですね。

投稿: なぎさ | 2006年10月16日 (月) 11時19分

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