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くちなしの花

_001_1 水木かをる作詞、遠藤実作曲、渡 哲也が歌った「くちなしの花」は男心も女心も惹きつけたものか、30年以上たった今でも愛好者は多く、カラオケに行ったからにはこの歌を歌わずにはおれない、という友達もいる。

先日新聞を読んでいてこの歌がどのようにしてできたのかを知った。まずあるところで、著名人に戦没学徒の遺書を朗読してもらう企画があった。その担当者である山口光昭氏は依頼に行った曽野綾子宅で宅島徳光海軍飛行予備中尉の遺稿集「くちなしの花」を見せられた。その中に恋人を思って綴った詩があった。

俺の言葉に泣いた奴が一人

俺を恨んでいる奴が一人

それでもほんとうに俺を忘れないでいてくれる奴が一人

俺が死んだらくちなしの花を飾ってくれる奴が一人

みんな併せてたった一人、、、。

    (大光社刊『遺稿くちなしの花』から)

この詩のことを山口氏はずっと忘れることができなかった。渡 哲也の新曲をてがけることになった時、詩からにじみでる男の強さと優しさを秘めた曲を作って欲しいと依頼したのが遠藤実氏だったという。遠藤氏もこの遺稿集を読み、曲想を得て「くちなしの花」という不朽の名曲(とわたしは思っているのだが)が出来上がったのであった。

うちの庭のくちなしは例年だと6月20日頃咲くのだけれど、ことしはなぜだか遅かった。ふっと匂うので足元をみやればくちなしの白い花が咲いていた。これからこの白い花を見る度に、24歳の命を大空に散らせた若きパイロットのことを思うであろうし、『くちなしの花』を聞けば「いい歌ね~」だけではすまないことになるであろう。

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「我が家の庭から」カテゴリの記事

コメント

あらためて「くちなしの花」の歌詞を、しみじみと読み返してみました。
若くして大空に散っていったパイロットの恋人を想って綴った詩から出来た歌詞とは知りませんでした。
もう涙なしには歌えない。
カラオケなんぞで酔っ払って、マイクの取り合いしながら歌って、(若い昔の時代、、、)申し訳ないことです。

投稿: ナベショー | 2006年7月 7日 (金) 21時08分

いつも楽しく拝見させてもらってます。
なぎささんは、皆が読んで楽しめるブログを書けるから
うらやましい限りです。
これからもなぎささんの記事楽しみにしています。
マイペースでがんばってくださいね!

投稿: ゆうか | 2006年7月 7日 (金) 23時29分


ナベショーさま
くちなしの花が大ブレイクした昭和48年ごろといえば、、、
ナベ・キリギリスはマイクを取り合って浮かれて歌い
なぎさキリギリスは忍従の日々を送っていた、ということになります。巷でそういうロマンティックな歌が歌われていたなんてちーっとも知りませんでした。

投稿: なぎさ | 2006年7月 8日 (土) 11時20分

ゆうかさま
なぎさのかくれファンでいてくださったのですね!
有難うございます。じつはわたしは時々、こんな全く私的な、くだらんよしなし事など書いて公共の電波に乗せてもらってよいものか、、、と
ふかーく悩むこともあるのです。今日引っ込もうか、明日、引っ込もうか、とおもっていることありますのよ。
で、ゆうか様みたいに言ってくださると、これでいいのかな~なんて思ってしまいます。悩みながらもしばらく続けていこうという気になりました。これからもよろしくお願いしますね!

投稿: なぎさ | 2006年7月 8日 (土) 11時28分

ブログって、そもそも日記・雑記のことですって。
と言うことは、思いつくまま、気の向くまま、指の動くがままに、書き綴っていいわけでしょ。
だから、私だって、妙な薀蓄を並べて自己満足しているわけで・・・。
私には出版した詩集もありますが、詩の場合はとくにノンフィクションとは言い難く・・・我が心の襞を押し広げ、抉って言葉にすることがあります。
そうした詩ほど評価され、曲を付けて頂いたこともあったり・・・。

投稿: ばら色婆ァバ | 2006年7月 8日 (土) 15時24分

なぎさ様
S48年頃、可愛いなぎさ様が忍従の日々を送ってられとは、、何と可哀想なことでしょう。
ナベショーもその頃は悲惨でした。
会社の仕事がなすこと、やること裏目に出て、アル中の上司に毎日小突かれ、ぐっと忍の一字、、、、
ず~と後に仕事も楽しく軌道に乗り、広島の田舎から東京本社に転勤の一ヶ月前に、「ナベちゃん、東京行ってカラオケ一つ歌えんでどうするんね!私たちが特訓したるんで歌いんさい!」と綺麗なおねえさん達が毎晩、毎晩お店貸切で教えてくれて何とか歌えるようになったのが渡 哲也の「クチナシの花」と森 進一「おふくろさん」、、、マイクの取り合いはそれ以後でございます。

投稿: ナベショー | 2006年7月 8日 (土) 19時05分

バラ色様
そう言っていただくとちょっと気が楽になりました。雑記とおもえばいいのですね。なにがなんだかわからないうちに始めてしまったものですから、これでいいのかな~、なんて考えてしまいます。

詩をお書きになるのですね。これからそういうものをぼちぼち発表してくださると楽しみになります。期待して待っています。

投稿: なぎさ | 2006年7月 9日 (日) 21時03分

ナベショーさま
なぎさアリのつもりがキリギリスと書いてしまいました。
コメントの間違いを修正する手立てはないのでしょうか?

若き日のナベショーさまもいろいろとご苦労があったのですねー。
きれいなおねえさま方が広島弁で手助けしてくれた、ということですね。

投稿: なぎさ | 2006年7月 9日 (日) 21時10分

なぎささま
一度、送信してしもうたコメントの修正は、非常に高度な操作が必要なんです。
不本意でしょうが、なぎさキリギリスのままではいかがでしょうか?
でも、黙々と働く忍従の日々、、、ならばキリギリスでは可哀想、、、。
管理画面のコメント一覧から、特定のコメントを呼び出して、修正なり削除なりが可能ですよ。

投稿: ナベショー | 2006年7月 9日 (日) 22時37分

ナベショーさま
そんなややこしい操作はようしませんよって(これって何弁?)もうこのままで結構ドス。先ほどブログようやっと書きましたさかい、見ておくれやす!

投稿: なぎさ | 2006年7月 9日 (日) 23時32分

こんにちは
ナベショーもクチナシの花のブログ書いたので、トラックバックさせていただきました。

投稿: ナベショー | 2006年7月15日 (土) 07時17分

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