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私のアイビー

_007_6 5,6年前のことだけれど関西空港のコンコースを歩いていた私は我が家にはないうるわしいアイビーを見た。葉っぱの色はオリーブ・グリーンとでもいおうか、こぶりで、その枝垂れているさまは王侯貴族のお姫様という風情であった。私は「失礼」と言ってだれにも断らずに先端部分を5センチほど頂いてきた。

家に大切に持ち帰り、慈しみ育てていたら、数ヶ月もたつとア~ラ不思議、昔日の面影はどこへやら、その葉は深緑、葉脈も浮き出て、筋骨たくましいおあにいさんみたいになってしまったのだった。

深窓の令嬢とみたのは日照不足と栄養不良のせいだったのかしら、、、。五島の野や山に自生している‘つたかづら’とそっくり。

さて私は葉っぱに斑がはいったのやらフリルがあるのやら数種類のアイビーを持っているのだけれど、それらはどのような経緯をもってうちに来たかは、、、ご想像におまかせしたい。

先日、左官さんに薪ストーブのまわりにレンガを積んで貰ったとき、余ったレンガで玄関まえに小さな花壇を造ってもらった。土を入れてそこには迷わず私のアイビーをどさっと植えた。

おお、アイビーとレンガは実によくマッチするではないの!イギリスに行ったことなどないが、まさに英国風の趣がある。チャーチル英首相はただ、レンガを積む、という趣味があったそうだけれどそのレンガにもいつかアイビーが絡まっていったかもしれない。

レンガの花壇に植えられたアイビーを見ながら道行く人々にわたしはいいたい。「皆さーん!このアイビー、きれいねー、と思われたら、どうぞ黙って貰って行ってください。どうせ拾った恋だもの、じゃなくて、どうせよそ様から黙ってもらってきたアイビーなんです。ささ、どうぞ、どうぞ!!」

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「我が家の庭から」カテゴリの記事

コメント

家にもあるんだけど、絵になる表現 違う角度から優しい目で愛しようと
思います.期待しながら次回待っています。

投稿: | 2006年7月10日 (月) 08時44分

アイビーは乾燥に弱いみたいですね。水切れですぐ枯れてしまいます。反対にコップに水を入れて差しているだけで発根してきますから
いくらでも殖やすことできますね♪

投稿: なぎさ | 2006年7月10日 (月) 11時15分

なぎささま
倉敷のアイビースクエアーにご主人とお泊りになったことはございませんか?
大原美術館の近く、昔の倉敷紡績の赤レンガの古い建物をそのままホテルに、、家具調度もアーテイック、、絡まったアイビーが建物全体を深く覆って、それはそれは英国風の趣、、、、
退職祝い旅行で昨年 妻と泊まって、、それはどうでも良いんですが。
その記念すべきアイビー 同じく数センチの枝を挿し木して我が家の壁にも絡ませていますが、、、、、
ず~と後に「えっ この家、人が住んでたの? 知らなかったとは言え、かわいそうに、、、」 ありうるね~

投稿: ナベショー | 2006年7月10日 (月) 14時49分

倉敷にはまだ行ったことありません。
花の東京じゃ夢二とよばれた竹久夢二の美術館が倉敷にあるそうですから、大原美術館とそこへいつの日にか行ってみたいですね!

投稿: なぎさ | 2006年7月11日 (火) 10時27分

竹下夢二美術館は岡山だよ。
林 芙美子の尾道、倉敷、岡山、備前焼の伊部、姫路の書写山円教寺(姫路城はつけたし)とご主人と行かれたらいいですよ。
そうか、、、何時の日にか~

投稿: ナベショー | 2006年7月11日 (火) 11時14分

なぎささん、コメントありがとうございました。
ナベショーさんのところからたどってお邪魔しに来ました。
もっと早くにお返事しなければいけなかったんですが遅れてすみません。
花のことは詳しくないので色々と楽しませて貰いました。
また五島のことは知人によく聞いていたので前から一度見てみたい所の一つです。
また来ますね更新がんばってください。

投稿: たけし | 2006年7月17日 (月) 21時39分

たけしさま
がんばってくださいと言ってくださったので、がんばる気がフツフツと湧いてきました。

誰かが読んでくださると思えば楽しみなものですね。

投稿: なぎさ | 2006年7月18日 (火) 17時01分

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